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地震・火災・台風等の災害時に備えましょう! ペットの避難準備(3ページ目)

災害時に避難するとき、ペットも一緒に避難するつもりでいる方がほとんどだと思うのですが、ペットの避難準備はできてますでしょうか?私達が災害に備えて準備するように、ペットのためにも避難準備が必要です。

執筆者:村田 亜衣

▼準備しておくこと
避難用にとキャリーバッグや食料を用意するだけでは避難準備は終わりません。
いざ避難するときにペットを素早く連れていけるようにしなければならない準備があります。 ▽しつけ
避難にしつけがどう関係するんだ?、と思われるかもしれませんが、実は関係するんです。
私達のように避難訓練をすることのないペットは、災害時にどうすればいいのかわかっていません。 飼い主に助けてもらおうと逃げ込んでくる子もいるでしょうが、だいたいはそれぞれが自分の判断で安全と思える場所に隠れてしまいます。けれども、隠れられてしまうと一緒に連れて避難することが難しくなってしまいます。 そこで、しつけが関係してくるのです。

避難時に必要なしつけは、おすわりやおあずけといったものではありません。
急に持ち上げられても暴れないでいられるようにするしつけです。
犬であれば基礎訓練中に教わるしつけなのですが、犬以外の動物はこういったしつけをされることがまずありません。 けれども、緊急避難時にはいきなり捕まえてキャリーに入れることになると思われますので、 捕まえたときに暴れて逃げられてしまわないようにしつけておく必要があります。
とはいっても、小動物はいきなり何かをされるのは好きじゃない動物種ばかりです。 いくらしつけだからといって、いきなり持ち上げてそれに慣らそうとはしないで下さい。
まずは声をかけ、ペットの注意を飼い主に向かせ、それから抱き上げるということを繰り返し、 抱き上げられることを嫌がらないように教えていくといいでしょう。

しつけをする前に、飼い主に慣らしておくことが必要です。
慣れている飼い主だからこそ、ペットの注意を好意的に向かせることができるわけですし、 信頼している飼い主だからこそ、いきなり抱き上げられても怖がらずにいられるというものです。
慣らすまでには時間がかかることもありますが、ペットのためにも是非ともあきらめずに慣らしていって下さい。

いくら飼い主に慣れていても、抱き上げられるしつけができていても、 やはり災害時にはペットは興奮していますので、パニックに近い状態になってしまうことがあります。
それでも捕まえて一緒に避難しなければいけない状況というのも考えられますので、 ペットが暴れても逃がさないでいられるように定期的に爪切りをし、 噛まれにくい持ち方を動物病院で教わるなどしておくといいでしょう。

▼小動物の避難準備
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