小動物/小さなペット関連情報

地震・火災・台風等の災害時に備えましょう! ペットの避難準備(2ページ目)

災害時に避難するとき、ペットも一緒に避難するつもりでいる方がほとんどだと思うのですが、ペットの避難準備はできてますでしょうか?私達が災害に備えて準備するように、ペットのためにも避難準備が必要です。

執筆者:村田 亜衣

▼小動物の避難準備
まずは準備しておく「モノ」です。 ▽キャリーバッグ
緊急時にはケージを運び出せない可能性がありますので、避難用にはキャリーバッグが必要です。
動物病院に行くときのためなどにキャリーバッグは用意しているかと思うのですが、 病院に行くときにしか使っていないとペットにとって嬉しくない場所になっている可能性があります。
ですので、普段から遊び場所のひとつとして使えるように出入り自由な状態で部屋に置いておき、 ストレスのかからない場所にしてあげましょう。入りたがらない子にはキャリーの中でおやつをあげるなどして 好きにはならなくとも、イヤじゃない場所、となるようにしてあげて下さい。

キャリーに合わせて用意して欲しいのが寝場所となる小屋や袋です。
キャリーの中に設置しますので、大きすぎるものでは不便です。 丁度いい大きさのものが見つからなければ手作りしてはどうかと思います。
エサ皿や給水ボトルも設置できるキャリーであれば、それ用のものも用意しておくといいでしょう。 (避難場所の状況やペットの興奮状態によってはキャリーから出せない時間が長いこともあると思いますので、 給水ボトルは用意しておくことをお勧めします)

▽食料品
専用フードがある動物種の場合には、毎日与えているフードをいつも多めにストックしておくようにすれば、 それがそのまま非常食となります。無くなってから買いに行くのではなく、常に数日分はあるように心がけましょう。
専用フードがない動物種の場合、普段与えているごはんを非常用に持ち出せるようにしておかないといけません。 野菜や果物は傷んでしまうので多く用意しておくのは大変かと思いますが、専用フードと同じように常に数日分はストックしておくように心がけ、緊急時にはそれを持ち出せるようにしておきましょう。
お肉類は調理したものを保存しておくようにするといいと思います。我が家でやっていることですが、週に1度ペット用のお肉は茹でて冷凍保存し、毎日そこから解凍して与えるようにすると、緊急時には保存してある調理済お肉を持ち出すことができます。 ▽証明書
動物の種類によってしまうものではありますが、伝染病の予防接種をしているならばその証明書はすぐに出せる場所に置いておくようにしましょう。避難時には誰もが神経質になりやすいので、伝染病の可能性が低くともそれを疑い怖がってしまう方が増えやすいです。ペットの安全性を伝え、避難している人たちに余計な心配をかけないでいられるようにするだけでなく、まわりからの警戒心を弱めることでペットにかかるストレスも軽減できるようになりますので、緊急時にもすぐ持ち出せる場所にしまうようにしておきましょう。 ▽その他、用意しておくといいモノ
絶対必要なものではないのですが、用意しておくといいモノを以下にあげます。
キャリーバッグを覆えるくらいの大きさの布
ペットの興奮状態がおさまらない場合や避難所の他の方の視線が痛い時などには布をかけて目隠ししてあげることが効果的なことがあります。
  • 普段から使っているおもちゃやベッド布、小さいクッション等
    自分の臭いがついているものはその臭いを嗅ぐことで落ち着きやすくできますので、持ち出せるような大きさのものをすぐ手に取れる場所に置いておくといいでしょう。
  • 胴輪・リード紐
    フェレットのようにリードをつけて散歩・通院する動物種では、普段使っている胴輪・リード紐を持ち出せれば避難所でもまわりにかける迷惑を減らしながらキャリーから出せるでしょう。
  • ▼準備しておくこと
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