小動物/ペットから感染する病気

アナフィラキシーショック! ハムスターとアレルギー

ハムスター咬傷によるアナフィラキシーショックが急増していますが、勿論ハムスターには何の悪気もありません。人間の側が、きちんとした知識を持って、ハムちゃんと接する事が大切なのです!

執筆者:村田 亜衣

ここ最近、ハムスターに噛まれた事が原因とみられる「アナフィラキシーショック」の症例が急増している!
というのは広島市医師会の報告で、新聞紙面などで目にされた人も多いでしょう。ハムスターの上皮や体毛・唾液・排泄物などによる、いわゆる「ペットアレルギー」自体は以前から知られていましたが、ハムスター咬傷による「アナフィラキシーショック」が話題になり始めたのは、ここ最近の事です。

「アナフィラキシーショック」とは、簡単に言えば「急激なアレルギー反応」の事で、アレルギー原因物質(アレルゲン)が体内に侵入してから数10分程度の短い時間で、過剰な抗原抗体反応が引き起こされます。症状としては、ジンマシンや動悸・息切れ・めまい・貧血・腹痛などが起こり、ひどい時には呼吸困難や意識不明といった危険な状態にまで陥ります。

このような症例の増加は、アニメやマンガの影響で、ハムスターを飼う人が増えている為だとされています。確かにその通りでしょう。しかしながら、問題の本質は、「何の知識も得ずに、気軽な気持ちで飼い始める人が増えている」という事だと思います。それでは、ハムスターに噛まれないようにする為には、どの様な点に気を付けて接すれば良いのでしょうか。


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