TOP>トカゲ>アガマの仲間>コウロコトゲオアガマコウロコトゲオアガマ
学 名:Uromastyx aegyptia microlepis別 名:ササメトゲオアガマ英 名:Egyptian Mastigure, Egyptian Spiny–tailed Lizard分 布:サウジアラビア、イエメン、オマーン、アラブ首長国連邦、カタール、クウェート、ヨルダン、シリア、イラク、イラン(沿岸部)全長:最大75cm大型のトゲオアガマであるエジプトトゲオアガマの亜種です。
エジプトトゲオアガマ Uromastyx aegyptia はトゲオアガマ属で最大の種で、南アジアからアラビア半島とシナイ半島およびサハラ砂漠の北東部に広く分布しています。基本的にサハラ砂漠からアラビア半島に分布する基亜種Uromastyx aegyptia aegyptia と本亜種であるコウロコトゲオアガマU. a. microlepis の2亜種に分けられていますが、近年ではオマーンとアラブ首長国連邦の一部の個体群をU. a. leptieni とすることもあるようです。
大型で、尾が長いタイプのトゲオアガマで、基本的な体色は明灰褐色から黄褐色で目立った斑紋はありません。また緑色を発色する個体もいるようです。基亜種は体側に結節状の大型の鱗が散在しますが、本亜種はそのような大型鱗がなく滑らかであるため、このような名前で呼ばれています。
生態は他のトゲオアガマと同様で、乾燥した荒れ地などに生息し砂に穴を掘って生活しています。
食性はほぼ完全に植物食性です。
繁殖生態の情報はほとんどありませんが、卵生です。
エジプトトゲオアガマ基亜種は古くからWCを中心にコンスタントに流通していますが、本亜種はほとんど流通したことはなく、2008年におそらく国内で初めて流通しました。流通例がなかったため、トゲオアガマのファンが憧れていた亜種でもあったため、流通時には多くのファンが喜んだようです。
日本では彼らの野生での生活環境が異なりすぎることと、基亜種のWC個体が普通に流通していたため国内での繁殖例は聞かれませんでしたが、最近は、トゲオアガマの国内繁殖例も聞くようになってきましたので、本亜種の繁殖成功の日も遠くはないのかもしれません。そもそもCITES II掲載種であるわけで、飼育の需要に応えられるように国内でのCB化が進むことが望ましいと言えるでしょう。
CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
赤っ恥をかかない程度の知識- もっとも大きくなるトゲオアガマ
- 体色は明るい灰色や黄色
- 基亜種は比較的コンスタントに流通するが、本亜種の流通は稀
- 基亜種との違いは体側の大型鱗の有無
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | 90~120cmクラス以上の水槽などだが、より大型の飼育容器が必要 |
温度 | ホットスポット部は45~50℃、低温部は27~32℃。夜間は20℃前後にする。 |
照明 | 紫外線灯とバスキングランプが必要。紫外線灯はできれば複数。 |
床材 | 爬虫類用の砂漠の砂など |
容器内レイアウト | ブロックなどでホットスポットとシェルターを作る。水入れは設置しない。 |
餌 | 植物食なので野菜を中心に与える。ときどきコオロギなどの昆虫も与える |
基本的な世話 | 乾燥系トカゲの飼育に準ずる- ケージ内に温度勾配をつける
- カルシウムの添加は必須。ときどきビタミン剤も添加する
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※情報は「クリーパーNO.46、NO.47 (クリーパー社)」および海外サイトを参考にしました。 |
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