ケープゴファースネークの基本情報
ケープゴファースネークの基本情報と飼育方法
学 名:Pituophis catenifer vertebralis別 名:バハゴファースネーク英 名:Cape Gopher Snake分 布:メキシコ(バハカリフォルニア半島南端)全 長:1.7m程度
カナダ南西部からUSAを経てメキシコの北部まで広く分布するナミヘビであるゴファースネークの亜種の一つです。
パインスネーク属Pituophis の一種であるゴファースネークPituophis catenifer は多くの亜種を含みますが、その分類は混沌としていてなかなか難しいようです。考え方によってさまざまですが、一般には6-11程度の亜種に分けられています。
- Pituophis catenifer affinis ソノラゴファー、アリゾナゴファー
- P. c. annectens サンディエゴゴファー
- P. c. catenifer 基亜種。パシフィックゴファー
- P. c. deserticola グレートベイスンゴファー、デザートゴファー
- P. c. pumilis サンタクルズゴファー
- P. c. bimaris セントラルバハカリフォルニアゴファー
- P. c. vertebralis ケープゴファー
- P. c. coronalis コロナドアイランドゴファー
- P. c. fulginatus サンマルティナイランドゴファー
- P. c. insulanus クレドスアイランドゴファー
- P. c. sayi ブルスネーク
種としては、基本的に明褐色系の地色に暗褐色系の斑紋が並んでいる体色をしていますが、亜種によっても、その特徴には変化が多く、また個体差も大きいようです。本亜種は、特に美しい体色をしているとされ、特に地色が強く赤みがかることが多いようです。また暗色の斑紋もオレンジ色が強く出たりとバラエティに富んでいるようです。
生息地では普通のヘビであるようで、さまざまな乾燥している荒れ地から岩場、森林までさまざまな環境で生活しています。基本的に昼行性で、齧歯類を中心にさまざまな脊椎動物を食べています。比較的アグレッシブな性質のイメージが強いのですが、威嚇をするだけで、それほど攻撃的ではないようです。
種としては2-24個、亜種としては4-10個の範囲で卵を産むことが知られ、2ヶ月ほどで40cm程度の幼体が孵化することが知られています。孵化した幼体は、基本的に成体と同様の斑紋パターンであるようです。
ゴファースネークは名前だけはよく知られていますし、アメリカでは非常に一般的なヘビですが、あまり国内ではメジャーにはなっていないグループと言えるでしょう。やはり、何よりもアグレッシブであるイメージが強いことと分類が複雑であることが理由になっていると思います。私も、こうやって自分で調べるまでは、その分類とかもよくわかっていませんでしたし。
ただし、飼育もしやすく頑強ですし、種としては色彩変異の品種も流通しますので、人気が出る要素はしっかりと持っているのではないかと思います。
本亜種は、飴色の体色が美しく人気も高いのですが、分布域が非常に限られていますので、なかなか流通しない亜種であるようです。また上に書いたセントラルバハカリフォルニアゴファーと混同されている可能性も否定できません。
私、こういうコレクション性が強いのって、すごく魅力を感じてしまうんですよね...
赤っ恥をかかない程度の知識
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ケープゴファースネークの飼育方法
飼育容器フタがしっかりとできるプラケースや衣装ケース
温度
ケージ下からシートヒーターで保温する
照明
特に必要なし
床材
ウッドシェイブなど
容器内レイアウト
湿度保持を兼ねて大きめで体全体が浸かるような水容器とウェットシェルターが必須です
餌
冷凍マウスやラットを解凍して与える
基本的な世話
- 繁殖を狙う場合は短期間のクーリングが必要と思われる
- など
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