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インドシナウォータードラゴン

やはりウォータードラゴンといえばコレ!!アガマの第28弾はインドシナウォータードラゴンです!!

執筆者:星野 一三雄

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インドシナウォータードラゴン

学 名Physignathus cocincinus別 名:-英 名:Chinese Water Dragon, Green Water Dragon分 布:タイ、中国南部、ベトナム体長:25cm前後 全長:90cm以上

名前の通り、中国の南部やインドシナ半島に分布する比較的大型のアガマです。

全長は大きいのですが、比較的尾が長いため体長はそれほど大きくありません。幼体時から、基本的に全身が鮮やかな緑色ですが、褐色など多少は体色を変えることができます。また尾には暗色のバンドがあります。オスは成長すると後頭部から背部、尾までの背中線に棘状のクレストが発達します。

主に熱帯雨林の樹上で生活していますが、夜間には水辺の土手などに下りてきて巣穴に入るようです。樹上にいるときに危険を感じると、水中に飛び込んで逃げますが、この時に25分ほどの長時間潜水を続けることができるようです。

食性は動物食に強く片寄った雑食で、果実なども食うようですが、基本的には昆虫類、小魚、小さなトカゲなどを食っているようです。

卵生でメスは1回に4-16個の卵を、年に数回産みます。卵はおよそ80日ほどで孵化します。

WCの幼体が、大量かつ安価に流通して、よく見かけるポピュラーな種類です。

幼体時は単なる緑色がキレイで頭でっかちなかわいらしいトカゲですが、成長した、特にオス個体の姿こそが本種の魅力でしょう。

ただし飼育自体は、しっかりと熱帯の多湿系トカゲの飼育を行う設備が必要になりますし、エサの片寄りも問題ですので、容易な部類とは言えないでしょう。

上の写真は、イベントに持ってこられていて、展示されていた個体で、体が十分に温まっていないだろうからというのもありますが、本当におとなしくてちょっと意外でした。人にも慣れて十分にペットとしてのコミュニケーションに耐える可能性を感じました。やっぱり、こういうトカゲって魅力があります。
インドシナウォータードラゴン
撮影協力:ペポニ
赤っ恥をかかない程度の知識
  • 東南アジアの北東部に分布
  • 成長したオスはカッコイイ
  • 昆虫食性
  • WCのベビーが大量かつ安価に流通
飼育の基本情報飼育容器90~120cmクラス以上の水槽、自作の木製ケージなど。側面を金網張りなどにした通気を確保できる容器。温度基本の温度を25-28℃前後としてホットスポット部は28-35℃程度にする。夜間は20℃を下回らない程度照明紫外線灯とバスキングランプが必要床材特に必要なし。敷く場合はヤシガラ土などを薄く敷く容器内レイアウト登り木を立てかける。全身が入り、かつ動ける大きさの水容器が必須餌幼体時は昆虫類を2-3日に1度与える。成体は昆虫類と果実などの植物質の餌を与える基本的な世話樹上性トカゲの飼育に準ずる※「飼育の基本情報」は、「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ1(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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