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クロハコヨコクビガメの基本情報と飼育方法…温度や照明はどうする?

今回は、クロハコヨコクビガメの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。クロハコヨコクビガメは、アフリカの西部に分布するハコヨコクビガメです。温度や照明はどうすれば良いのでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。

執筆者:星野 一三雄

クロハコヨコクビガメの基本情報

クロハコヨコクビガメの基本情報と飼育方法

撮影協力:爬虫類倶楽部

クロハコヨコクビガメ
学 名Pelusios niger別 名:-英 名:West African Black Turtle分 布:アフリカ中西部のギニア湾岸(コートジボワール東部からアンゴラ北部)甲長:最大34.7cm アフリカの西部に分布するハコヨコクビガメです。

名前が示すように背甲は黒色また黒褐色で斑紋等は見られませんが、明るい褐色地で背中線に明瞭な黒色のラインが入る個体も見られます。このような個体はモリハコヨコクビガメと混同されていたようです。混同されているモリハコヨコクビガメやクリイロハコヨコクビガメとの最大の違いは、本種の上顎がカギ状になっていて、吻端が凹まないことであるようで、これを見れば比較的容易に見分けはつくようです。

他種との混同が多かったようで、野生の知見もはっきりせず、特にクリイロハコヨコクビガメと混同されていますが、基本的に継続的な水場を好む傾向があります。つまり乾季になると干上がるような水場には少ないようです。

とにかく本種も他種と混同されていて、本物の流通は少なかったようですが、ようやく最近はきちんと流通するようになりました。

頭部の斑紋などは、なかなか美しく「クロ」という名前からのイメージだけでは損をしてしまっているかもしれません。国内でもこれからCB等が流通するようになるはずで、期待が持てます。

 

赤っ恥をかかない程度の知識

  • アフリカの西海岸沿いに分布する
  • 背甲は黒色だがモリハコヨコクビガメのように褐色で背中線に黒色のラインが走る個体も見られる
  • クリイロハコヨコクビガメ、モリハコヨコクビガメとは上顎の先端が凹まないことで区別できる
  • 最近はようやく確実に本種ということで流通するようになった
  • やや高価
  • 飼育自体はそれほど難しくない
  • 自然での生態はあまりわかっていない
 

クロハコヨコクビガメの飼育方法

飼育容器
60~90cmクラス以上の水槽や衣装ケースなど

温度
20~28℃程度に保温 照明 紫外線入りのバスキングランプが必要

ろ過
できれば、外部式フィルターと上部フィルター

床材(底砂)
必要なし

容器内レイアウト
水深は甲長程度。陸場は市販の浮島などを使えばよいと思われる


餌付けば配合飼料でよいが、肉食傾向が強く、淡水魚の肉などから餌付けるといいかもしれない

基本的な世話
多くの水棲傾向が強い水棲ガメに準ずる
  • 他のヨコクビガメ同様、気が荒い個体が多いと思われるので、複数飼育は避けた方が無難
  • 繁殖にはクーリングが必要かもしれない
  • 比較的活発に動き回る種のようなので、床面積は広くとりたい
※生態等の情報は「クリーパー No.35(クリーパー社)」「クリーパー No.38(クリーパー社)」および海外サイトを参考にしました

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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