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ダルマチアトガリハナカナヘビの基本情報と飼育方法…小型のカナヘビ

今回は、ダルマチアトガリハナカナヘビの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ダルマチアトガリハナカナヘビは、バルカン半島の西部に分布するヨーロッパのカナヘビ。雌雄ともかなり美しいトカゲと言えます。飼育する際はどうしたら良いのか参考にしてみてください。

執筆者:星野 一三雄

ダルマチアトガリハナカナヘビの基本情報

ダルマチアトガリハナカナヘビの基本情報と飼育方法

画像提供:Endless Zone

ダルマチアトガリハナカナヘビ
学 名Dalmatolacerta oxycephala 別 名:-英 名:Sharp-snouted Rock Lizard分 布:バルカン半島西岸(クロアチア南部、ボスニアヘルツェゴビナ、モンテネグロ)全長:20cm前後

バルカン半島の西部に分布するヨーロッパのカナヘビです。

本種が属するダルマチアカナヘビ属Dalmatolacerta は、本種のみを含むモノタイプであるようで、他種は知られていません。

メスは褐色地に白い小さな斑点が散在し、尾は細かいバンドという模様で、やや地味な印象を受けますが、成熟したオスは全身が緑がかった薄い青色になり、特に尾は青みが強くなります。この特徴は不明瞭ではありますがメスにも現れるようで、雌雄ともかなり美しいトカゲと言えます。

やや標高が高い山地の草原周辺の岩場に生息し、昼行性で主に昆虫類を食べています。

繁殖生態は卵生で、1クラッチあたり2-4個の卵を3-4クラッチほど産むようです。

ほとんど流通することがなく、ペットとして注目を浴びることなどなかったカナヘビです。しかしドイツなどで細々と繁殖された個体が流通して、その美しさに驚いたファンも多かったようです。海外のサイトを見ると、特にフィールドでの写真が多く、やはり太陽の光の下ではさらに美しく見えます。本当にヨーロッパのカナヘビたちって魅力的ですね。

てか、フィールドの写真を見ると岩場に生息していて、たぶん危険を感じるとマッハで岩の割れ目とかに隠れてしまうようなトカゲなんでしょうから、これ捕まえるのって絶対に神業ですよ...すげぇ。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • バルカン半島の西側にのみ生息する
  • 1属1種
  • 小型のカナヘビ
  • まず流通しない
  • オスは全身がブルーがかって、かなり美しい
 

ダルマチアトガリハナカナヘビの飼育方法

飼育容器
60cm以上の爬虫類専用ケースでいい。床面積を広くとれるようにする

温度
基本は無加温だがホットスポットを設置し温度勾配を作る。容器下にフィルムヒーターを敷く

照明
爬虫類用の紫外線灯やバスキングランプが必須。できれば直射日光で日光浴をさせる

床材
本質的にはヤシガラ土など多少湿度を保持できる素材を厚めに敷くのがいいが、清潔さなどの点で問題もある

容器内レイアウト
幼体時はシェルターを設置する。水容器は大きめのものを設置する


昆虫食

基本的な世話
陸生のトカゲの飼育法
  • 幼体時は低温と乾燥に十分に注意する
※生態等の情報は海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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