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スベヒタイヘラオヤモリの飼育方法…樹皮等に擬態する、有名な一種!

今回は、スベヒタイヘラオヤモリの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。スベヒタイヘラオヤモリは、樹皮等に見事に擬態することで有名なマダガスカルのヘラオヤモリの仲間の1種。比較的大型で迫力もありますが、飼育下ではあまり動かないようです。

執筆者:星野 一三雄

スベヒタイヘラオヤモリの基本情報

スベヒタイヘラオヤモリの基本情報と飼育方法

画像提供:Endless Zone

スベヒタイヘラオヤモリ
学 名Uroplatus henkeli 別 名:-英 名:Henkel's Leaf-tailed Gecko分 布:マダガスカル北部(ノシベ島を含む)全 長:最大26cm 体長12-16cm

樹皮等に見事に擬態することで有名なマダガスカルのヘラオヤモリの仲間の1種です。

他のヘラオヤモリと同様に体色は変異が大きく、明瞭な斑紋が目立つようなタイプもいます。また虹彩がオレンジ色やピンク色になることで、よく似たフリンジヘラオヤモリと見分けられるようです。

生態も他のヘラオヤモリと同様で、熱帯雨林に生息し、昼間は樹皮に擬態してじっとしていて夜間に行動をします。昼間の姿勢は頭を下にして四肢を前後方向に突っ張って真っ直ぐになっています。

生後半年ほどで繁殖可能になり、直径17mmほどの卵を2つ底床に産みつけますが、土の中に埋めることはありません。卵は26℃で85-95日で孵化に至ります。孵化直後の幼体の大きさは60mm程度です。

非常に大きなヘラオヤモリで迫力もあります。

また色彩や斑紋の変異が、他種よりもメリハリがあって鑑賞にも適しているイメージがあります。

大きめのケースを準備して、観葉植物を配して雰囲気のある環境で飼育をしたら楽しそうです。

CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種

赤っ恥をかかない程度の知識
  • マダガスカルのヤモリ
  • 比較的大型
  • 体色や斑紋にバラエティがありスポット状や虫食い状の斑紋などのタイプはなかなか美しい
  • 目が赤っぽいことでよく似ているフリンジヘラオヤモリと見分けられる
  • 飼育下ではあまり動かない
  • 比較的乾燥した環境を好む
  • WCが流通する
 

スベヒタイヘラオヤモリの飼育方法

飼育容器
60cm程度以上で高さがあり通気性の良いケースを使う

温度
20-30℃に保温する

照明
特に必要なし

床材
ヤシガラ土やピートモスなどをクッション代わりと湿度保持のために敷いた方がよい

容器内レイアウト
シェルターと止まり木が必要。コルクバークを立てかけるとそれを兼ねることができる


コオロギなどの昆虫。カルシウム剤などの添加は必須

基本的な世話
いわゆる多湿系樹上性ヤモリの飼育方法
  • 立体活動ができるようにする
  • 他のヘラオヤモリほどは湿度を要求しないらしいので朝方に霧吹きをする程度でいいらしい
など ※「飼育の基本情報」は「ゲッコーの本(リアルエステイト社)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。


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