提案5.優良業者によるプレゼン
例えば、管轄内の業者の中から、何かの基準を準備して、それに対して優良であった、という業者を選び、その実践を発表させるとかをすると、何よりも宣伝になるわけでみなさんが燃えたり、楽しみになったりして切磋琢磨されそうな気がするのですが。あるいは単なる持ち回りでもいいですから。提案6.カテゴリー分けで実施
これ、今回一番感じました。つまり初めて研修を受ける、いわば「初任者」とそれ以外で分けた方がいいのではないかと。
そうすれば、毎年同じ話をうんざりして聞かなくてもすみますし。
それに、これから毎年どんどん参加者は増えていくわけですから、イヌ、ネコ、小動物、鳥、爬虫類というように分けて実施することもできるようになるのではないでしょうか。やはり取り扱う対象の動物によって必要な内容は異なるわけで。何度も言いますが、申請時に取り扱う種類が決まっているわけですから。
提案7.運転免許証更新講習を参考にしてみてはどうだろうか
今回参加してみて、すごく同じ雰囲気だったのが、運転免許証の更新時の講習です。アレって優良運転手じゃなかったら、本当にメンドクサイですよね?なんかちょっと似ていませんか?で、あちらはもうそれこそ毎日、何十年もやっているわけで、そのノウハウってよく知っているというか、むしろ知り尽くしているわけですよ。まったく話なんて聞く気もない人たちに、どうすれば話を聞かせられるかを。
例えば、法律の改正点とか、事故の事例とか、あるいは啓発映画とか。ヒントはいくらでもありますよね。
その他に
それと、直接、研修会の内容に関してではないんですけど、ふと気になったのが「動物取扱責任者」となるための条項の一つである「営もうとする動物取扱業の種別に係る知識及び技術について1年間以上教育する学校その他の教育機関を卒業すること」というやつなんですけど、これってそろそろもっと具体的に示した方がいいんじゃないでしょうか?つまり「学校」とはどこなのか、です。例えば、大学ならどんな学部・学科ならいいとか、専門学校ならどこ、とか。でもね、やっぱり、この法律、ちょっと見直した方がいいんじゃないでしょうかねぇ...
なんか、この研修会とかムリがありますよ。主催である自治体の方たちも大変そうでしたし。
ただ、実を言うとこの話を両爬関係でない知人にしたら、こんなことを言われたんですよ。
「そんな一年に一回だけ参加すれば、義務を果たせるなんて、他の業種とかに比べたらずっと楽だろ?」
って。なるほど。世の中、そんなモノなのか...やっぱり私の本業が浮世離れしているのかなぁ...
これをお読み下さった皆さんの中にも、地元の動物取扱責任者研修会に参加された方も多いと思います。
もしも「うちの方では、こんな内容だったので、参加してみて実に有意義だったぞ」
なんて方がいらっしゃいましたら、コチラからご報告をいただければ、と思っております!
あ、そうだ。最後に一つだけ、今回の研修に参加する大きな意義を見い出したんですよ。
実は、この登録は5年で更新しなきゃいけないんですよ。更新しないで営み続けると無許可ということで罰則が適用されてしまいます。ですから忘れたらとんでもないことになっちゃいます。
でもこうやって、毎年研修を開いてもらえれば、さすがに自分の更新期限を忘れたりはしないのではないかと...
あ、フツーは忘れないって?
運転免許証の更新を忘れてしまったことがある星野ですので...
とにかく、参加された皆さん、そして主催された自治体の職員の方々、本当にお疲れ様でした!!
<関連ガイド記事>
動物愛護法改正(前編)
動物愛護法改正(後編)
改正動物愛護法下での売買