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撮影協力:Endless Zone |
ハナダイモリ
学 名:Cynops cyanurus別 名:-英 名:Blue-tailed Fire-bellied Newt 分 布:中国(雲南省、貴州)全 長:オス85mm メス100-115mmm日本のアカハライモリと同じ属の中国のイモリです。
一見すると、日本のアカハライモリにそっくりですが、明るい群青色を表す「縹(はなだ)色」から名付けられたように、オスの婚姻色である尾に入る淡い青色が非常に美しい種類です。また頬に腹側と同じオレンジ色のスポットが入る個体も多いようです。一般的には体色が、黒褐色から緑褐色でオスには背中線から尾にかけて淡いオレンジ色のラインが入ります。側線はなく、これによりシナイモリと見分けられます。
本種は、基亜種であるコイチョウハナダイモリCynops cyanurus cyanurus と別亜種ユンナンハナダイモリC. c. yunnanensis の2亜種が知られています。写真の個体は基亜種と思われます。
分布域が内陸であるため標高にすると1700-2600mの高標高に生息していますが、特別に高温に弱いわけではなく、生息環境も水田など、日本のアカハライモリと似たような生活をしています。ほとんど水生であり、さまざまな水生動物を食べています。繁殖期は6-7月頃で、アカハライモリ同様にメスは卵を1個ずつ水草の葉などに挟むように産みます。
これまでは、ほとんど流通するようなことはなかったのですが、最近は比較的目にする機会が増えてきたように思えます。
興味がない方には、わかりにくいかもしれませんが、こういう有尾類って本当に人気が高いんですよね。やっぱりこの手は飼育していておもしろいし、もしかしたら手に入らなくなるかもしれないし、って。さまざまな魅力があるんですよ。やっぱりディープですよ。有尾類ファンって。
オスの尾 |
画像をクリックすると拡大画像と詳細が表示されます赤っ恥をかかない程度の知識- 中国のアカハライモリの仲間
- オスの尾が青くなって美しい
- ハナダとは色の名前
- コンスタントには流通しないが、人気は高い
- ほぼ水生
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | 通常は45から60cm程度のガラス水槽など、必ずしっかりとフタができるものを使う |
温度 | 無加温でよい。ただし、夏場は異常な高温に気をつける |
照明 | 特に必要なし |
床材 | 水中には砂利などを敷く |
容器内レイアウト | 水場中心のアクアテラリウム。流木などで陸地を作る。水場は観賞魚用フィルターで濾過をした方がよい |
餌 | イトミミズ、アカムシなど |
基本的な世話 | いわゆる有尾類の飼育方法アカハライモリの飼い方を参考にできる皮膚病に注意狭い容器での複数飼育は避けるなど※情報は「爬虫・両生類ビジュアルガイド イモリ・サンショウウオの仲間(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。 |
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