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ニシアフリカコビトワニ
学 名:Osteolaemus tetraspis tetraspis 別 名:-英 名:West African Dwarf Crocodileなど分 布:アフリカ大陸中西部(ギニアビサウあたりのサハラ砂漠以南からアンゴラ北部まで、東は中央アフリカまで)全 長:190-200cmコビトカイマンやヨウスコウワニと並んで小型で知られるワニです。
ニシアフリカコビトワニOsteolaemus tetraspis の基亜種であり、かつてのザイールであるコンゴ民主共和国に分布する個体群をコンゴコビトワニOsteolaemus tetraspis osborni として別亜種に分けています。
小型のワニで頭部の口吻は太短く、吻端が切れ上がった独特の形をしています。首の背面に4枚の大型の盾状のウロコが発達していて、種名の由来になっています。またさまざまな形状が古いタイプのワニの特徴をしているらしく、クロコダイル科の祖先に近いと考えられています。
熱帯雨林の中を流れる、緩い流速の川や湿地などに生息していますが、主に夜行性で、昼間は巣穴の中に隠れていることが多いようです。また陸生が強く、水場からかなり離れた場所で行動をしていることもあるようです。
魚類や両生類を主に食べていますが、特に乾季に餌が少ないときは甲殻類を多く食べていると言われています。
雨季の終わりである5-6月に塚を作って産卵を行います。産卵数は少なく、10個程度で最大でも20個です。卵は85-105日程度で孵化して、全長28cm程度の大きさの幼体が生まれます。
かつては国内でもペットとして流通したこともあるようですが、現在ではほとんどそのようなことはありません。
皮革としての質もあまり良くないために、大量に捕獲されるようなこともあまりないのですが、生息地の環境が著しく悪化しているため生息数は減少傾向にあると言われています。
小さくて顔もかわいらしいのですが、それでもやはり2m近くになるため、一般的な家庭での飼育はまずできないと考えられます。性格も荒そうな感じですし。
動物愛護法による「特定(危険)動物」に指定されており、飼育に際しては都道府県知事の許可が必要です。
CITES(ワシントン条約)の付属書I類掲載種。赤っ恥をかかない程度の知識- 最大でも2m程度の小型のワニ
- 2亜種に分けられている
- 口の形が特徴的
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飼育の基本情報 |
安易な飼育は勧められないので飼育情報は掲載しません |
※基本的な情報は「爬虫類・両生類800種図鑑(ピーシーズ)」および海外サイトを参考にしました。 |
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