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エルドラードギャリワスプの基本情報と飼育法…丈夫で飼育しやすい⁉

今回は、エルドラードギャリワスプの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。エルドラードギャリワスプは、ブラジルのごく一部に生息するアンギストカゲ科の1種。低地の乾燥林の、主に林床で生活をしていて、ほぼ完全に肉食であり、卵生であるようです。

執筆者:星野 一三雄

エルドラードギャリワスプの基本情報

エルドラードギャリワスプの基本情報と飼育方法

画像提供:桔梗屋

エルドラードギャリワスプ
学 名Diploglossus lessonae 別 名:ブラジルギャリワスプ英 名:Brazilian Galliwasp分 布:ブラジル東部の一部(パライバ州)全長:最大35cm前後

ブラジルのごく一部に生息するアンギストカゲ科の1種です。

ギャリワスプについてはワーレンギャリワスプを参考にしてください。

上の画像はまだ幼体で、特徴的なリング模様が美しいのですが、成長するとこの斑紋は失われるかわりに、頭部が黄金色、背面はターコイズブルー、腹面は鮮赤色と非常にゴージャスな色彩になるそうです。

詳しい生態はあまりよくわかっていませんが、低地の乾燥林の、主に林床で生活をしていて、ほぼ完全に肉食であり、卵生であるようです。

生息地の住民からは、その派手な体色からか「有毒」であると信じられていて、恐れられているそうです。

ブラジルは野生動物の輸出を、原則的に禁止しているため、これまでもおそらくペット用に流通したことはないと思われ、この個体も研究用に輸出された個体が、ごく少数のみ流通したようです。

幼体でも、ビックリするような高価な値段がついていますが、まず今後も流通することもないと思われ、非常に貴重です。ギャリワスプ自身は、比較的丈夫で飼育もしやすいようですから、本種も飼育の難易はそれほど高くはないと思われます。

ま、とにかく流通すること自体がスゴイ、ということです。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • ブラジルの一部にのみ生息するギャリワスプ
  • 今回流通したリング模様が印象的な個体は幼体
  • 成体も非常に美しい
  • 卵生
  • まず流通しない
  • あまり国内では流通しない
  • 現地では毒を持っていると思われているらしい
 

エルドラードギャリワスプの飼育方法

飼育容器
60cmクラス以上の容器で床面積が広いもの

温度
ケージの下にフィルムヒーターを敷き、夜間は光のでない保温球を利用した方がよい

照明
やや弱めの爬虫類用蛍光灯を使う

床材
ヤシガラ土などの保湿性がある素材。潜れるように厚めに敷く

容器内レイアウト
大きめの水容器を設置する


昆虫類で良い。馴れればピンクマウスなども食べるらしい

基本的な世話
湿潤系トカゲの飼育に準ずる
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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