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撮影協力:Endlesszone |
コーカサスナメラ
学 名:Elaphe hohenackeri hohenackeri ※2002年から新しい学名としてZamenis hohenackeri も使われている別 名:コーカシアナメラ英 名:Transcaucasian Rat Snake, Kaukasian Ratsnake 分 布:イスラエル、イラク、レバノン、トルコ、アルメニア、シリア、アゼルバイジャン、グルジア、ロシア(コーカサス地方)全 長:70-80cm 最大108cm アナトリア半島を中心に中央アジアから中東あたりに広く分布する中型のナミヘビです。
灰褐色地に黒色の斑紋が規則正しく並んでいて、ヒョウモンナメラの黄色やオレンジを抜いたようなモノトーンの配色をしています。また腹部は黒色をしています
一般にコーカサスナメラ(英語読みでコーカシアナメラ)と呼ばれている種類はElaphe hohenackeri とされ、基亜種であるElaphe hohenackeri hohenackeri とシリアのトロス山脈に分布するE. h. taurica またはZamenis hohenackeri tauricusの2亜種に分けられて考えられているようです。
生息域が山地であるため、生息環境も岩場や草原などが多いようですが、それほど生息環境が限られてはいないようです。
野生での生態等はあまりわかっていませんが、飼育下ではマウスを普通に食べることから、他のナメラ類と同様に齧歯類を中心に、さまざまな脊椎動物を食べているようです。
飼育下では初夏に7卵を産み、27.5℃で60-68日で孵化した記録があります。
ヒョウモンナメラのアザンティック、またはアネリスリスティックといった感じのモノトーンで、間違っても派手という表現はされない地味なヘビです。
しかし世界的にも流通することは極めて稀で、国内でも2007年にごく少数が流通したのが初であると思われます。ま、ニーズがニーズですから当然といえば当然なのですが。
ナメラの仲間に対しては、アメリカンラット好きや東アジアのナメラファンなど、さまざまなカテゴリーのファンが存在しているのですが、本種のような中央アジアのナメラファンというのはあまり聞きません。逆に言うと、国内の第一人者になりやすいカテゴリーかもしれません。ただし、あまり国内で中央アジアのヘビを繁殖させた、というのを聞かないところをみると、あまりにも日本と気候が異なるためか、国内での繁殖は難しいのかもしれません。
しかし、この渋さは国産種に通じるところがありますから、そういう嗜好の方には垂涎の種類かもしれません。え?私?ええ、好きですとも。赤っ恥をかかない程度の知識- 名前通りコーカサス地方やトルコに分布するナミヘビ
- ほとんど流通量しない。ごく少数のCBが流通するが、高価
- 飼育はやや難しいと考えられる
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | ヘビの大きさに合わせフタがしっかりとできるプラケースや衣装ケースなど。高さの低いフラットプラケでも可。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。 |
温度 | 特に保温の必要はないが、夏の高温は注意した方が良い |
照明 | 特に必要なし |
床材 | ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良いが潜ってしまう |
容器内レイアウト | 体全体が浸かるような倒されたりあふれたりしない水容器とシェルターを設置する。 |
餌 | マウスに餌付いている場合は大きさに合わせたマウスを置き餌にする。冷凍を解凍したものでよい。 |
基本的な世話 | いわゆるナミヘビの飼育方法でよい |
※生態等の情報は海外サイトを参考にしました。 |
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