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撮影協力:ペポニ |
トッケイ
学 名:Gekko gecko別 名:トッケイヤモリ英 名:Tokay gecko分 布:東南アジア(中国南部からインド)、ハワイやフロリダなどに帰化全 長:25-35cm東南アジアに広く分布する、もっとも代表的で有名なヤモリです。
大型で、四肢や尾も頑丈でガッシリしています。
青灰色地にオレンジや水色の斑点が散在し、尾には同様の色彩のリング状の斑紋があり、非常に派手な体色をしています。
分布域では、住宅地の周辺でも見られ、一般的な生き物です。そのため、怖がられたりもしています。
一方で、その身近な存在感から、親しまれてもいて、有名な例として、トッケイの鳴き声を連続して7回聞くと幸せが訪れる、などというのがあります。
夜行性で、建物の壁を動き回って生活をしています。本来は、洞窟などに生息しているようです。
エサは昆虫類や他の小さなヤモリなどです。自然下では1年間に一ヶ月おきに4-5回、2個ずつ産卵します。卵は球形で岩の割れ目や柱の隙間などに固着します。卵は26-30℃で3ヶ月ほどで孵化します。孵化した幼体は5-7cm程度です。
日本で普通に見られるニホンヤモリと同じ属ですが、非常に大きく派手であるため、見応えもあります。
何よりも名前の由来になっている、大きな鳴き声が有名です。ただし、この鳴き声は、飼育下ではなかなか聞くことができないそうです。
その存在感と丈夫で飼育しやすい、いいヤモリなのですが、気が荒く捕まれると、その大きな口で思いっきり噛みつき下手をするとかなりの出血が伴うケガをさせられること、そして何より大量かつ安価に流通することで、どうしても大人気という感じにはならないのが残念です。
ただ、一方で熱烈なファンがいるのも事実で、じっくりと大切に飼育をされている方が多いヤモリでもあります。
ちなみに、伝説のB級ホラー映画「トカゲ女」では、見事に主役として観客を恐れさせました。
赤っ恥をかかない程度の知識- 東南アジアに広く分布
- 名前の由来は鳴き声から
- 飼育しやすいが、噛みつく
- 安価に流通する
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | 45-60cm程度の通気性の良いケースを使う |
温度 | 25℃ほどに保温する |
照明 | 特に必要なし |
床材 | バークチップや新聞紙などを敷く |
容器内レイアウト | 立体活動ができるように太めの木の枝やコルクバーグなどを立てかける |
餌 | コオロギなどの昆虫。カルシウム剤などの添加は必須。大型の個体にはピンクマウスを与えても良い |
基本的な世話 | いわゆる樹上性ヤモリの飼育方法- 立体活動ができるようにする
- 乾燥させすぎると脱皮不全になる
- 一日に一回、スプレーで水を与える
など |
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。 |
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