たまねぎの旬っていつ?
たまねぎは、春に種をまいて秋に収穫するものと、秋に種をまいて春から初夏にかけて収穫するものがあります。秋からは主に北海道産が、春からは主に本州産のたまねぎが旬を迎えます。ちなみに4~5月にかけて出回る、乾燥させていないたまねぎは、新たまねぎとして出回っています。主な産地と時期は、次の通りです。
- 9~3月:北海道
- 4~8月:佐賀県、兵庫県、愛知県、長崎県
たまねぎの種類と時期について
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かさかさの淡褐色の皮が特徴的の「黄たまねぎ」です |
黄たまねぎ: 辛みのあるたまねぎで、国内で主流のたまねぎです。硫化アリルという辛み成分が多く、これが特徴ある辛みの元になっています。また、たまねぎを切ったときに涙が出るのも、この成分のせいです。収穫後、乾燥させて貯蔵性を高めてから売られています。
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透明感のある「白たまねぎ」と濃い紫色が鮮やかな「紫たまねぎ」 |
白たまねぎ: 黄たまねぎと比べて辛みが少なく、柔らかいたまねぎです。みずみずしく、甘いので、生食に向いているので、サラダにして食べるとおいしいです。
紫たまねぎ: 白たまねぎと同様、辛みが少なく、柔らかくて甘い、生食向きのたまねぎです。皮が濃い紫色で、切り口も紫色のたまねぎです。サラダにすると、彩りもよいです。
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全体的に柔らかく、触るとふかふかとしているたまねぎです |
葉たまねぎ: たまねぎが大きくなる途中に、柔らかい葉が出ている状態で収穫したものです。ねぎのように緑色の葉をメインに食べるたまねぎです。味はねぎによく似ており、加熱すると、とろけるように甘いです。煮込みやスープにおすすめです。
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小粒でかわいらしい姿の「ペコロス」 |
ペコロス: 小たまねぎのことで、黄たまねぎを密植し、大きく育たないようにして育てたたまねぎです。直径はだいたい4cm程のミニサイズで、シチューなどの煮込み料理や、ピクルスに使われます。黄たまねぎと同じように、乾いた皮を剥いてから料理します。
新たまねぎ: 4~5月に出回る、春先に収穫されたたまねぎです。乾燥させることなく、売られるので、貯蔵性はよくありませんが、みずみずしさが際立っています。サラダやマリネにぴったりの旬の味覚です。