全国の両爬ファンのみなさん、コンニチハ!

水生ガメ関係の記事が3連続で来てしまいましたが、今回はこんなエサはいかがでしょう?というフードのレビュー記事です。

気になっていた方は、もうとっくに使ったか、あるいは今も使っているか、という感じでしょうが、私もやっと使ってみました。
そう、水生ガメに非常に強い愛知県のショップ「Herptile Lovers」さんが開発、そして販売している「タートルプディング」です。
この広告のイラストが好きでさ...
チャーミングな広告でお馴染み

どんなエサ?

タートルプディングは、名前の通り「カメのための『プリン』」です。
つまり、さまざまな材料を混ぜてゼラチンで固めたプリンのような、カメの総合栄養食です。

もちろん、水生ガメというのは、一度餌付いてしまえば、配合飼料でもバクバク食ってくれるようになるのが一般的ですし、それでも問題のない場合も多いわけです。

ところが海外のブリーダーや、動物園などでは、経済的な問題もあるのでしょうけども、しっかりと繁殖を目指してカメを健康に、そして元気な仔ガメが殖やせるように、自らで研究してオリジナルのエサを与えるという場合も多いそうです。そのような考えのもとで使われているのが、さまざまな材料をブレンドして扱いやすいようにゼラチン等で固めたものをタートルプディング(カメのプリン)と名付けられたエサなのです。

水生ガメに強いこだわりを持ち、そういった海外の事情にも詳しいショップであるHerptile Loversさんが、そんな状況を踏まえて「日本でも、そういうエサのニーズがあるのではないか」と考え、研究を始めて、ついに販売に踏み切ったというのが、今回のタートルプディングということなのです。中でもドイツのナガクビガメのブリーダーが使用しているレシピを参考にしたということですから、信頼性もバツグンと言ったところでしょう。

タートルプディングの特長

どうしても宣伝のようになってしまうのは仕方ないんですが、タートルプディングの特長をご紹介しましょう。
Herptile Lovers製「タートルプディング」
画像:Herptile Lovers

・高い栄養価の原料
タートルプディングは基本的に、良質のタンパク質のかたまりと考えることができます。
脂肪分が少ない牛ハツ(牛の心臓)をメインにスナギモとレバー、水生ガメの自然での好物とも考えられるエビや貝などが主な原料になっています。

また、もはや両爬飼育では常識になっていると言っても過言ではない「カルシウム剤の添加」も、タートルプディングでは製造の段階で終わっていますので、あらためてカルシウム剤を与える必要はありません。

人間の場合は、高タンパクの食事は良いことばかりではありませんし、陸性の両爬でもタンパク質の摂りすぎは健康被害につながります。しかし、水の中の住人である水生ガメの場合は、その心配はありませんので、高タンパク食品は良いことずくめであると言って構いません。

・ゼラチンで固めてある
プディングの名の由来になっているのが、これらの原料を「ゼラチン」で固めていることです。軟らかいエサが固形状であるというのは良いことずくめです。
第一に「水が汚れにくい」。カメはヘビと違って「食い散らかす」生き物ですから、エサを与えるごとに、水が汚れてしまいます。
第二に「食べやすい」。例えば孵化直後の幼ガメは、一般に使われている配合飼料は大きすぎて食べられません。だからといってふやかして与えても水が汚れてしまう一方です。じゃ、面倒だから冷凍アカムシを与えるかというと、栄養のバランスが不安です。
プディングのように軟らかく固まっていれば、仔ガメも安心して食いつくことができるわけです。
うちのジャノメイシガメのベビー
小さく切れば幼ガメも難なく食える

第三に「ムダがない」。固まっているから、ムダに水の中に散ってしまうこともありませんし、冷凍しておいて、必要な時に必要なだけ切って解凍すればムダがありません。
食べ残しても、比較的大きなかたまりの状態を維持していますので、ネットですくって棄てられます。うちでは、そのままミールワームとかエサ昆虫に与えちゃっています。

・高い嗜好性
このような材料を使っていますから、カメたちに対する嗜好性も高いようです。実は、タートルプディングは比較的強い臭いがあります。カメたちはこの臭いに釣られるのでしょう。
ただ、この臭いは、ちょっと血生臭い感じもするので、苦手な方もいるかもしれませんが。

うちでは、なかなかエサにうるさくて、自分の興味のないエサに見向きもしないスペングラーヤマガメが、プディングには飛びついてきましたので、正直驚かされました。
いや、これはうちのジャノメイシガメなんですけどね
喜んで食っている様子

・こだわりの原料
あまり細かく書いてしまうと、問題になるのでボヤかして書きますが、最近何かと話題になっている某国からの、安価ではありますが安全性に疑問を持ってしまうような材料は使用していないということです。つまり、食品として安全性もこだわっているということです。