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ドラゴンスネーク(ミツウロコヘビ)の基本情報・飼育方法

ドラゴンスネークの基本情報・飼育情報をご紹介します。ドラゴンスネークの体色は紫がかった灰色で、ヤスリの目のような細かい鱗に覆われていますが、背面に非常に大きな鱗からなる3本のキールが発達しています。基本知識や飼育の際のポイントも解説します。

執筆者:星野 一三雄

<目次>
 

ドラゴンスネーク(ミツウロコヘビ)とは? 基本情報

ドラゴンスネークの基本情報

ドラゴンスネークの基本情報

学 名Xenodermus javanicus別 名:ミツウロコヘビ英 名:Xenodermine Snake, Javan White-bellied Snake, Javanische Hockernatter(ドイツ語:「o」はo-ウムラウト)分 布:ミャンマー、タイ、マレーシア、インドネシア(スマトラ、ジャワ、ボルネオ)全 長:40-60cm程度

東南アジアに分布する、非常に変わった形態のナミヘビの一種です。

古くから知られている種類だったのですが、2007年にビバリウムガイドNo.39でトピックにされてから注目を集め、ごく少数ながら国内に入荷したヘビです。

1836年に記載されてからも、特に注目を集めることなく、また発見例もあまり多くないようで、国内の爬虫類ファンたちでもほとんど、その存在すら知られていなかったようです。

体色は紫がかった灰色で、ヤスリの目のような細かい鱗に覆われていますが、背面に非常に大きな鱗からなる3本のキールが発達しています。また腹面は白っぽいようですが、これは地域によって異なるようです。

もちろん、ほとんど生態は知られていませんが標高1000m以上の水辺に生息し、5-10cm程度の地中で生活していると言われています。また夜行性であるといわれています。文献上ではカエルを食うということでしたが、飼育下でもカエルを食ったようです。雨季に2-4個の卵を産み、2ヶ月ほどで孵化するようです。

「ドラゴン」は言い過ぎかもしれませんが、とにかくまさに「異形」のヘビです。よく言われるのですが、ヘビというのはムダなものをすべて捨て去った、ある意味究極の進化を遂げた形態などと言われます。が、このヘビは背面の大型鱗からなる3本のキールを持っています。ほとんど地中性ということであるというのが真実ならば、地中で生活するためにはなめらかな体表を持っていた方が良いに決まっているわけでムダというか、むしろ邪魔になるものでしょう。進化の途中にあるものなのか、あるいは進化の袋小路に入ってしまって、そのまま絶滅してしまうものなのか。それとも、まだ何か我々にはわからない大きな秘密があるヘビなのか。本当に興味が尽きないヘビです。

とにかく、こんな生き物と出会うことができる、この趣味に乾杯です。
 

ドラゴンスネークに関する赤っ恥をかかない程度の知識

  • 東南アジアのヘビ
  • 背面に大型の鱗からなる3本のキールがある
  • 無毒
  • 地中性が強いらしい
  • 水環境が近い場所に生息し、夜行性
  • ほとんど情報がない
  • 流通することはほとんどない
 

ドラゴンスネーク飼育の基本情報

不明おそらく多湿性、地中性のヘビの飼育、例えば国内のヘビで言えばヒバカリの飼育などが参考になると思われる 

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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