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画像提供:桔梗屋 |
ヒョウモンナメラ
学 名:Elaphe situla※2002年から新しい学名としてZamenis situla も使われている別 名:-英 名:Leopard Snake, European Ratsnake 分 布:イタリア南部、マルタ、ギリシャ、旧ユーゴスラビア、ブルガリア、アルバニア、ポーランド、ウクライナ、ロシア(カフカース地方)、トルコ、キプロス全 長:70-100cm 最大116cm ヨーロッパの地中海側の西部に広く分布する美しいナミヘビです。
最大で以下の3亜種に分けられることがあるようですが、通常は亜種は認めていないようです。
- Elaphe situla situla・・・基亜種
- E. s. leopardina・・・マルタ島の個体群
- E. s. quadrilineata・・・縦条型斑紋の個体
地色はクリーム色から明褐色で黒く縁取られた赤褐色の斑紋が並びます。頭部には二つのハの字型をした黒色のラインが入るのが普通です。本種には斑紋型ではなく、4本のラインを持つ縦条型が知られていて、以前は亜種とされていたようですが、斑紋タイプからも産まれることがあるため、変異個体とされています。
幼蛇もほぼ同様の斑紋パターンを持っており、ナミヘビとしては珍しく成長に伴って幼蛇模様が消失しないヘビです。
多様な環境に生息していて森林や草原、畑、人家付近などで見られるようです。また木の上にいることもあるようです。ただし、特にイタリアやアルバニアでは生息地の環境悪化から生息数が激減していて、保護の対象になっています。
食性はいわゆる普通のラットスネークで齧歯類から鳥類、カエル、小型のトカゲやヘビまで比較的幅広いようです。
飼育下では初夏に2-6個の卵を産卵し、60-80日程度で孵化に至ります。
ヨーロッパのヘビとしては例外的に美しいヘビで、特にメリハリのある体色の個体は目を見張るものがあります。野生個体は保護されていて、流通させることができないので、主にウクライナあたりで殖やされた個体が流通しますが、比較的高価になります。
温帯性種であり、これはぜひ国内でもコンスタントに繁殖させたい種類です。比較的ポピュラーな種類と思い込んでいたのですが、言われてみればイベント等でもあまり見ませんし、どちらかというとレアなヘビです。
どうやら飼育にやや癖があって、意外に繁殖が難しいらしいそうです。赤っ恥をかかない程度の知識- バルカン半島中心に分布するヨーロッパのヘビ
- 流通量は少なく、保護されているためにCBのみが比較的高価で流通
- 飼育はやや難しいらしく、国内では繁殖させている例は少ない
- 縦条型やアネリスリスティックもいる
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | ヘビの大きさに合わせフタがしっかりとできるプラケースや衣装ケースなど。高さの低いフラットプラケでも可。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。 |
温度 | 特に保温の必要はない |
照明 | 特に必要なし |
床材 | ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良いが潜ってしまう |
容器内レイアウト | 体全体が浸かるような倒されたりあふれたりしない水容器とシェルターを設置する。 |
餌 | マウスに餌付いている場合は大きさに合わせたマウスを置き餌にする。冷凍を解凍したものでよい。 |
基本的な世話 | いわゆるナミヘビの飼育方法でよい |
※生態等の情報は海外サイトを参考にしました。 |
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