"リューシスティック"テキサスラットスネーク
リューシスティックテキサスラットスネークの基本情報
学 名:Elaphe obsoleta lindheimerii ※2002年から新しい学名としてPantherophis obsoletus lindheimeri も使われている別 名:「白蛇」英 名:Leucistic Texas Ratsnake分 布:アメリカ合衆国南部(テキサス州からミシシッピ州)全 長:160-180cm 最大218cm
北米を代表するナミヘビであるコモンラットスネークの亜種であるテキサスラットスネークの白化型(リューシスティック)個体です。
テキサスラットスネークの生態に関してはテキサスラットスネーク・ノーマルの項を参照にしてください。
全身が白磁のような質感を持った純白で、もっとも有名で、もっとも流通量が多い、そしてもっとも完成度の高い「白蛇」です。
写真の個体はノーマルと同様に目が黒く「ブルーアイ」とも呼ばれ、目が赤くなるアルビノ(ピンクアイ)と区別されて流通しています。
非常に人気が高く、コンスタントに大量に流通しています。特に日本では、観光施設等で「白蛇様」と呼ばれているのは、ほとんどこのヘビと考えて良いでしょう。以前は、私も日本の在来のヘビの色彩変異と信じて赤っ恥をかいたことがありますから。しかし新聞に「アオダイショウの色彩変異と考えられる」なんて書いてあったら頭から信じちゃう人もいますよね。展示している人がウソをつくのは仕方ないとしても新聞まで騙されちゃダメでしょ。
そういうわけで大量にCB化されていますが、近親交配の影響で血が濃くなってしまっているからか、「ポップアイ」と呼ばれる目が以上に突出した奇形に近いような個体も多くなってしまっています。日本でもそろそろノーマルとの繁殖を行って血を薄めていくような繁殖をした方がいいんじゃないですかねー。