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モモジタトカゲ
撮影協力:ヴァンパイア(於:九州レプタイルフェスタ)

モモジタトカゲ

学 名Hemisphaeriodon gerrardii別 名:-英 名:Pink-Tongued Skink分 布:オーストラリア東部(ニューサウスウェールズ州からクイーンズランド州の沿岸部)全長:平均45cm 最大60cm近く

名前の通り、アオジタトカゲに対してピンク色の舌を持ったオーストラリアの大型のスキンクです。以前はアオジタトカゲと同属のTiliqua 属のトカゲでしたが、最近になって別属になり1属1種(モノタイプ)になりました。

何となくアオジタトカゲと似ている印象もあるのですが、よく見るとなんでアオジタトカゲの仲間にされていたのかと思うくらい異なった体型です。

特に太短いアオジタトカゲに比べ、かなり細長い体型でいかにもスルスルと動きまわるスキンクといった感じです。ただし、頭部が妙に大きく異形といってもいいくらいの変な形のトカゲでしょう。地色は青みがかった灰色から淡黄褐色で、これに尾の先まで20本ほどの暗褐色をした太いバンドが入ります。特にこのバンドは幼体で明瞭です。また幼体の舌の色は青色をしています。

主に多湿な熱帯雨林に生息していますが、オーストラリアに特徴的なやや乾燥したユーカリ林などでも見られるそうです。気温の高い夏季は主に夜行性ですが、乾燥した低温期には昼行性になります。主に倒木の下や岩の割れ目などに潜んでいて、活動するときは林床の枯れ葉の上や中を動き回ります。この時に後ろ足は伸ばして体に密着させたままにして前肢だけで移動をします。これは日本のヘリグロヒメトカゲなどでもよく見られる行動です。自然下では主に陸生の巻き貝、つまりマイマイやナメクジなどを食べていることが知られています。この時に奥歯を使って殻を割り砕くため頭部が大きいと考えられます。

早春の1ヶ月半のほどの間に繁殖行動を行います。胎生で、交尾を行ったメスは100日ほどの妊娠期間を経て20-30頭(最大67頭)の幼体を出産します。生まれた幼体は6cmほどで、明瞭なバンドを持っています。

もともとオーストラリア原産ですから、高価であるはずですが、巻き貝食という食性のせいか、あるいはちょっと変わった体型のせいか、アオジタトカゲとは雲泥の価値観を持たれている種類と言えるでしょう。そのため海外でもさかんに殖やされているわけでもなく流通量もさほど多くありません。

私も、最初見たときはアオジタトカゲに比べてなんか特徴がないというか、変な形、って感じで何となく生理的に受け付けないトカゲでした。でもこうやって調べたり、マジマジと見てみるとかなり魅力的なトカゲ何じゃないかなと思いはじめて、すっかりファンになっちゃいました。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • オーストラリア原産
  • アオジタトカゲとは別属
  • 巻き貝を食っている
  • 胎生
飼育の基本情報
飼育容器60cmクラス以上の容器で床面積が広いもの
温度最低温部で26℃前後、高温部で32℃前後に保温する。夜間は20℃くらいまで下げて良い。容器下にフィルムヒーターを敷く。繁殖をさせないのならば冬期も保温する
照明爬虫類用の紫外線灯やバスキングランプが必須。ただしあまり強くなくて良い
床材ヤシガラ土などの保湿性がある素材。潜れるように厚めに敷く
容器内レイアウト大きめの流木などをシェルターとして設置する。水入れも常設する
巻き貝食なので、コオロギなどの一般の餌昆虫に餌付くことは期待しない方がよい。仮に餌付いたとしても痩せてしまうことが多いらしい。キャットフードに餌付く個体が多いらしいので、自分で採集したマイマイやタニシなどの殻を砕いて与え、キャットフードと併用する
基本的な世話湿潤系のトカゲの飼育に準ずる
  • 一日一回は霧吹きを行う
  • できれば与える巻き貝は寄生虫のことも考えて一度冷凍したものを解凍してから与えた方がよい
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」「ビバリウムガイド Vol.33(マリン企画)」および海外サイトを参考にしました。


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