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オーストラリアワニ

ワニの第2弾はオーストラリアの淡水ワニ・ジョンストンワニことオーストラリアワニです!

執筆者:星野 一三雄

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オーストラリアワニ

学 名Crocodylus johnstoni別 名:ジョンストンワニ英 名:Johnston's crocodile, Australian freshwater crocodile, Freshie 分 布:オーストラリア北部全 長:2.5-3m

オーストラリアに分布する2種のワニのうちの1種であり、オーストラリアの固有種です。

クロコダイル科の中でも特に吻部が細長く、一見するとガビアルの仲間のようにも見えます。地色は明褐色で、黒色の斑紋やバンドが散在しています。

オーストラリアに分布するワニの他種であるイリエワニは汽水域を中心に生息するのに対して、本種は完全な淡水域に生息しています。

雌雄ともに全長が1.5m程度になると性成熟して繁殖を行えるようになります。7-9月頃にメスは塚状の産卵床を作って深さ12-20cm程度の深さに4-20(平均13)個の卵を産みます。卵は30-33℃の温度で75-85日程度で孵化します。自然下では周辺に生息するオオトカゲや野生のブタなどにより卵は食害を受けるため無事に孵化する数は非常に少数です。

性格は比較的アグレッシブで、かつてテレビで紹介され有名になったのですが、非常に動きが俊敏でダッシュしたり、中を飛び跳ねたり、二本足に近いような動きで走ったりとぜひとも野生で観察してみたいワニです。

オーストラリアでは皮革用にイリエワニを大量に捕獲していましたが、激減してしまったため本種の大量の採取が行われました。またオーストラリアに帰化してしまっているオオヒキガエルを食べることによって仔ワニが死んでしまう可能性も示唆されており、保護と増殖が図られています。

動物愛護法による「特定(危険)動物」に指定されており、飼育に際しては都道府県知事の許可が必要です。

CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種

<関連サイト>

熱川バナナワニ園


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