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ヴィタータスイシヤモリ

ブリーダーズイベントで見つけた小さな小さなカワイイヤモリ...その正体は!マニア垂涎のオーストラリアンストーンゲッコー・ヴィタータスイシヤモリです!

執筆者:星野 一三雄

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ヴィタータスイシヤモリ

学 名Diplodactylus vittatus別 名:セスジイシヤモリ英 名:Eastern Stone Gecko
分 布:オーストラリア南東部全 長:80mm前後 頭胴長50mm前後

オーストラリアの地表性小型ヤモリを代表するイシヤモリグループの一種です。

非常に分布域が広く、斑紋などの変異が見られるだけでなく、染色体数が異なる集団なども見つかっているため、何種類かの隠蔽種が混じっていると思われます。

一般的な斑紋のパターンは写真の個体のように、明灰-暗褐色地に頭部から尾の付け根にかけて太い明色のストライプが走り、尾の部分ではジグザグ模様になったり不連続な斑紋になったりします。ただし個体群によっては背面のストライプがジグザグになったり、不連続のブロッチになったりしています。尾は太短く、四肢の指の裏側の指下薄板は発達していません。

生息環境は乾燥した広葉樹林で昼間は岩の下や倒れた木の下などに潜んでいます。夜行性で、夜間になると地表を徘徊し昆虫などの小さい生物を食べています。

オーストラリアの地上性ヤモリというとタマオヤモリに代表されてしまい、本種はあまり知られていませんが、オーストリア固有種ということもあり海外のヤモリファンの間では非常に人気がある種です。しかしながらCB化が十分に進んでいないため、まだまだ高価な種です。いわゆる乾燥系地表性ヤモリの飼育方法
  • 過度の乾燥は禁物。床材の表面は乾燥させつつ、深い場所は軽く湿らせる
  • 床材は床面積の1/4から1/3を湿らせた方がよい
  • など

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    ヴィタータスイシヤモリ
    撮影協力:T&T REPTILES (於:ぶりくら市2006)
    飼育の基本情報
    飼育容器単独飼育ならば30から45cm程度のガラス水槽やプラケースでいいが、ペア以上ならば45から60cm程度のガラス水槽を使う。通気はしっかりと行えるように工夫すること
    温度冬期に保温する程度でよいと思われる
    照明不要であるがホットスポットはあった方が良いかもしれない
    床材細かい砂を敷く。厚さは必要ない
    容器内レイアウト小さめの水容器とシェルターを設置する。
    コオロギ・ミールワーム・ハニーワームなどの昆虫。
    基本的な世話
    ※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。
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    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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