スタンディングヒルヤモリの基本情報
撮影協力:ぶりぃ堂 (於:ぶりくら市2006)
学 名:Phelsuma standingi別 名:-英 名:Standing's Day Gecko分 布:マダガスカル南西部全 長:28cm前後
マダガスカルの南部に生息する大型で美しいヒルヤモリです。成体は一般的に明るい灰色か褐色地に暗色の網目模様がうっすらと入る体色をしており、他の蛍光グリーンのヒルヤモリから比べると、やや地味な印象の体色をしています。しかし幼体は暗褐色地に鮮やかなグリーンとブルーの細かいリング状の斑紋が目立ち、頭部にも明るい蛍光グリーンの複雑な斑紋が入る大変美しく個性的な体色をしています。写真の個体は若干、育った個体ではありますが、まだ幼体色が残っていて、その美しさをうかがい知ることができます。特に日光浴中や餌を補食するときなどは明るく発色するといいます。
基本的な生態は、他のヒルヤモリと同様なのでグランディスヒルヤモリの項を参照して下さい。ただし他種よりも、より乾燥した気候の環境に生息しています。
CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
スタンディングヒルヤモリの飼育方法
飼育容器高さがあり、かつ通気性がよい飼育ケース
温度
28℃前後
照明
ホットスポットと紫外線を発する爬虫類用ランプ
床材
ヤシガラ土などを薄めに敷く
容器内レイアウト
観葉植物や木の枝、流木などを立体的に設置
餌
コオロギなどの昆虫、果実のペーストやベビーフードなど
基本的な世話
いわゆる樹上性・住家性ヤモリの飼育方法
- 立体活動ができるようにする
- 水入れは設置した方がよい
- 一日に一回は霧吹きをする
- 大型で動きが早いので取扱に注意する
- 皮膚が弱いので、強くつかまない
- オスは攻撃性が強いので複数飼育はできるだけ避ける
- など
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