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ストリオラータイワトカゲは警戒心が強い? 基本情報と飼育方法

今回は、ストリオラータイワトカゲの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ストリオラータイワトカゲはイワトカゲ属の中では比較的マイナーな種類。飼育はしやすそうですが、地味で臆病な性格ですから初級者が飼育すると、コストパフォーマンスが悪いと感じてしまうかも⁉

執筆者:星野 一三雄

ストリオラータイワトカゲの基本情報

ストリオラータイワトカゲの基本情報と飼育方法

ストリオラータイワトカゲの基本情報と飼育方法

ストリオラータイワトカゲ
学 名Egernia striolata別 名:キノボリイワトカゲ、ツリースキンク英 名:Tree skink,Tree Crevice Skink, Striated Skink分 布:オーストラリア東部、中部体長:150mm程度 全長250mm

オーストラリア産の人気グループであるイワトカゲ属Egrniaの中では比較的マイナーな種類です。

写真の個体のように、体色は背面が明るい褐色からグレーであり、細かい明色の斑紋と不明瞭な暗色のストライプが走っています。体側の下半分は白っぽく鮮やかにコントラストしています。他の人気のあるエゲルニアのようなトゲトゲした体表ではありませんが、キール(稜線)が非常に発達した鱗を持っています。

英名からわかるように、エゲルニアには珍しく樹上性が強く、生活するのに適した樹木がない場合などは岩場や木の切り株周辺で生活をします。また主に単独で生活をして、コロニーなどを作ることはありません。自然下では、非常に警戒心が強く、危険を察知するとすぐに隠れ家などに逃げ込みますが、これは飼育下でもあまり変わりません。

主に昆虫類を補食しますが、植物食性もあり果実などをよく食います。

9-10月に繁殖期を迎え、交尾を行ったメスは1月の終わりに2-6頭の仔を出産する胎生種です。生まれた仔は全長10cmほどで、2年で生体と同じ大きさに成長し、3年目で性成熟に達します。

エゲルニアの中でももっともマイナーというかマニアックな種で、国内で流通する機会は非常に少なく、流通しても比較的高価です。飼育はしやすそうですが、地味で臆病な性格ですから初級者が飼育すると、コストパフォーマンスが非常に悪いと感じてしまうようなトカゲです。

 

ストリオラータイワトカゲの飼育方法

飼育容器
60cmクラスの水槽で床面積が広いもの。樹上性が強いため高さのある飼育容器を使う

温度
ホットスポット下は40℃以上。ケージ内に25℃以下の場所も作る。夜間は20℃を切っても良い。

照明
非常に強い紫外線灯やバスキングランプが必須。できれば直射日光で日光浴をさせる。

床材
乾燥した細かい砂を薄く敷く

容器内レイアウト
登ることができるような流木などを斜めに設置し、シェルターと小さめで倒れない水入れも設置する


基本的に昆虫食であると思われるのでコオロギやミールワーム。果実なども食うのならば与える。カルシウム、ビタミンなどの添加剤は必須

基本的な世話
乾燥系トカゲの飼育に準ずる
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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