ちょっと最近、各地の両爬イベントから足が遠ざかっている星野ですが、やはり地元であるこのイベントだけは皆勤賞であります!!
そう、今年も行ってまいりました!!「九州レプタイルフェスタ2006」
今年も、速報的レポートです!!
なお、今回も弊サイト両爬オンライン図鑑「Terra Herps.」用の写真撮影のため出展ショップ様にお忙しい中、多大なご協力を賜りました。この場をお借りして深く感謝申し上げます。
九州レプタイルフェスタ
早いもので、今年で4回目になる九州レプタイルフェスタ(以下「九レプ」)ですが、今年は2006年5月28日(日)に例年通り博多交通センターで開催されました。今年は、日本最大の両爬イベントであった静岡の「Japan Reptiles Show」が開催されない見込みでしたので、実質九レプが「日本最大の両爬イベント」ということになりました。
ということは今まで「九州は遠いし、静岡に行くんだからわざわざ、ね...」ということで来場されなかった遠方の方たちも足を運ばれる可能性もあるということです。
結局、そういった方たちが来られたかどうかはわかりませんが、予想通りの大盛況で入場者数は、過去最高の750人!
中には毎年、このイベントだけは来ているという北海道のファンの方もいらっしゃって、本当に九州在住者としてはありがたいことです。
それと、今回は今まで以上に飼育初級者と思われる方が多く来場していたような気がします。出展側のショップの店員さんに聞いていた質問などが、そんな感じのが目立っていました。これって、ようやく九州にも両爬飼育文化が広がりつつある、ってことでしょうか?
とにかく、そんな私の私見なんてどうでもいいから、レポートをしちゃいます!
恒例の会場の様子です |
出品の特徴
ようやく私も両爬オンライン図鑑「Terra Herps.」作成のおかげで、今までよりは生き物を見ても少しはわかるようになってきました!これまではイベントに行って生き物見ても何が何だかわからなかったですから...今回は、これも私の個人的な感覚なんですが、ちょっと生体の数が少なかったかな、って感じがしました。出展側にとってみれば運搬するだけで、ものすごい労力と費用がかかるから仕方ないんですが。
ショップの方とのやりとりの中で
「○○はいないんですか?」
「あー、それ店にはペアでいるんですけど、今回は持って来なかったんですよ...」
なんていうのが、ちょこちょこと耳に入りましたから。
やはり九レプのオフィシャル掲示板なんかで事前にリクエストしておくといいかもしれませんね。
で、今回多く目についたのがモニターだったような気がします。いくつかのショップで結構、多くの種類とクオリティが高そうな個体を出品していました。また安価ではありますが、なぜかサバンナモニターのベビーサイズが複数出品されていました。モニターブームが来るんでしょうか???
モニターに限らず、トカゲの仲間は種類数としてはかなり多く感じられました。九州の中でも宮崎あたりに住んでいるとなかなか見ることができないためアシナシトカゲの仲間たちなどは個人的にかなりうれしい出品でした。
ジカリーヒレアシトカゲ |
また人気も高く数も多かったのはリクガメでした。飼育にも安心なギリシャリクガメ関係のCBなんかが多く売られていて、購入していくファンの方も多かったように思います。
エロンガータリクガメ |
逆にあまり見かけなかったのがハコガメとかヤマガメでした。もともとあまり一般受けするグループではないので、仕方ないかもしれませんが、少し寂しかったような気がします。ただ、これまたなぜかヒラセガメは多かったです。
両爬オンライン図鑑でお世話になっているHerptile Loverさんは昨年同様、巨大な飼育用タブを持ってきていたのですが、ここでルゴッサナガクビガメを泳がせて展示していたのが印象的でした。みんなこうやって飼いたいんだろうなぁ、と。
リューシスティックのワニガメ |
一方、ヘビは少し種類数が寂しかった感があります。ただし、あくまで種類数であってコーン、カリキンを含むキングスネーク、ボールパイソンは品種(亜種)としても、個体数としても、いつも通り多くの出品があってよりどりみどりでありました。特にボールパイソンは入荷のタイミングが重なったのか、おそらく現地でのストック中での産卵孵化(ファームハッチ)のベビーが3500円というビックリするようなお祭り価格で販売されており、来場者の人気を博していました。また参加していたショップさんの関係からか、九州じゃこんなん買う人いないだろ、みたいないわゆる変態ヘビも結構見ることができましたので、そういうのが好きなヘビファンは来て損はなかったはずです。
オオムチヘビ |
ヤモリも、まあ最近のイベントではこんなものでしょう、という感じだったでしょうか。レオパ中心のブリーダーさんの出店が少なかったからもあるかもしれませんが、数的に圧倒的という感じではありませんでした。しかし、イベントのたびにレオパの新しい品種が手に入りやすくなっているのは、とてもうれしいことです。個人的にいつかは...と思っているスノー系のレオパもぼちぼち入手の可能性が具体化できそうに感じられました。
またコアなファンが依然、存在すると思われるニシアフリカトカゲモドキもアルビノを中心に多く出品されていました。それと小さめのあんまりよくわからないヤモリたちのニューフェイス(私が知らないだけだと思いますが)も多く、とても勉強になりました。
ちょっと今回寂しかったのは両生類だったように思えます。特に有尾類はほとんどいなかったと言ってもいいでしょう。ざっと数えても10種くらいだったのではないでしょうか。
カエルも同様ですが、こういうイベントで見かけるツノガエルがベルツノからアマゾンツノガエルに変化していっているような気がしました。
モトイボイモリ |