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映画『トカゲ女』

一部の両爬ファンの間で注目を集めているB級(?)ホラー映画『トカゲ女』。頑張って試写を見てみました!つまりホントのレビュー記事であります!両爬サイトらしく主役にもClose Upしてみました!

執筆者:星野 一三雄

全国の両爬ファン、そして映画ファンのみなさんコンニチハ!

お待たせいたしました。渾身の勇気を振り絞って観ましたよ。
今、私たち両爬ファンの間で、静かな関心の的である映画「トカゲ女」を。いや、一人では結局観られなかったんですけどね...嘲笑ってくれい。

というわけで今回は、これまた星野の初体験、映画のレビュー記事であります。

何度も恐縮ですが、マジ怖い

『トカゲ女』(原題『Lizard Woman』)
2006年4月8日[土]~シネセゾン渋谷ほか
監督:マーノップ・ウドムデード
出演:ルンラウィー・ポリジンダークン、ピート・トーンジュア、矢野かずき、斎藤華乃ほか
2004年/タイ/1時間39分/エイベックス・エンタテインメント+トルネード・フィルム配給
公式サイト:http://www.tokage-onna.com/

『トカゲ女』あらすじ

舞台はタイはチェンマイの奥地。日本の地質調査団が森林で道に迷う。無人の民家に立ち寄った一団の面々が次々に何者かに襲われ死んでいく。彼らを襲ったのは無数の「ヤモリ」。
バンコクに住む美貌の売れっ子女流作家クワン(ルンラウィー・ポリジンダークン)は迷信嫌いだが、迷信や心霊現象をテーマにした小説を多く書いている。今回は動物霊の憑依をテーマに書いた。その新作のキャンペーンのためにチェンマイを訪れるが、そこで謎の木箱を買わされる。その木箱を手に入れてから、彼女のまわりで不思議な現象が起こり始め、彼女自身も「ヤモリ」の幻覚に悩みはじめる。
自宅の「ヤモリ」を駆除しようと使用人のサイ(俳優名不明)は呪術に詳しいカレウム(俳優名不明)に相談する。カレウムはヤモリを駆除した後、魔除けの印を書き残すが、クワンはそれを消してしまう。
世界初、トッケイに咬まれまくる映画

その後、サイそして彼女の担当編集者ニダが謎の死を遂げ、クワンの幻覚もひどくなる。クワンの恋人で医師のウィトゥーン(ピート・トーンジュア)は精密検査を行うが、何ら異常は見られない。しかし一方でクワンは錯乱状態に陥り看護士を襲った後、病室から姿を消す。
ニダの同僚のカメラマンであるコウ(俳優名不明)は夜の町で、世にもおぞましい「トカゲ女(ヤモリ女?)」になってしまったクワンを発見し、カレウムとともに呪術師のところに連れて行き、悪霊払いの儀式を始める。
一方、彼女を想う「愛」の力でクワンを救おうとウィトゥーンも儀式の場に向かう。
呪術師と悪霊のすさまじい戦いの決着は?そしてウィトゥーンは「愛」の力でクワンを救うことができるのか!?

乾燥ちがう感想

一言「素晴らしき哉、B級ホラー!」って感じです。
タイの映画って初めて見たんですが、ある意味新鮮でした。映画のレビューなんて初めてだし、何よりもホラーファンと呼ばれる方たちが、どのような魅力をホラー映画に期待をしているのか、よくわからないので(いや、わかりたいとも思わないんですが)何と言えばいいのかわからないんですが、全編「どーだ、これでもか」とたたみ掛けるような表現の連続とでもいうんでしょうか。というか、全編しっちゃかめっちゃか。テイスト的に『リング』の貞子チックであるイッちゃった主人公なんかはビジュアルとして気持ち悪いんですが。こういうのをB級ホラーの魅力というのならば、そういうファンは必見なんでしょう。
この写真が一番コワイ


ちなみに「コワさ度」はどのくらいか、と。ま、私は恐がり家さんなので、小さい画面で音を小さくして明るい部屋で観たので、何とも言えませんが、あんまり怖くなかったです。ポスターとか公式サイトの画像とか、あるいはトルネードフィルムさんからお借りした写真とかの方がよほど怖いです。
つーか、悪霊がヤモリなわけで、私たち両爬ファンから見たらトッケイが口を開けて威嚇している映像なんていうのは、むしろかわいらしい。トッケイ飼育者が見たら、別の意味で怖いのかもしれませんが。

ただ、人間側の主役の俳優さん2人はなかなか美男美女でした。
クワン役のルンラウィー・ポリジンダークンは、ちょっと前の日本の美人です。しかし、何と言っても恋人役のピート・トーンジュアはカッコイイ。同性の私から見てもカッコイイ。あれで私より1つだけ年下というのだから、私もガンバらねば。

ああ、もちろんB級ホラーに忘れてならないお色気系サービスショットも、チョイあります。仏教国なのにいいの...?

両爬ファンの見どころ

両爬ファンがこの映画を見たら、突っ込み所満載なのですが、いくつか必見のシーンをご紹介しましょう。
  1. ヤモリに憑依されたクワンがインタビュー中に、窓にとまっているコオロギを発見するシーン・・・ここは大笑い

  2. 錯乱したクワンが夜の街で発見されるシーン・・・殺人トッケイといえども、悲しい性。街灯で虫食っています

  3. トカゲ女となったクワンが腕にトッケイを乗せてなぜているシーン・・・驚愕のハンドリング可能なトッケイ

などなどです。

さて、では次はいよいよこの映画の本当の主役、我らがトッケイ様に注目してみましょう。
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