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ルーズゲッコーの基本情報と飼育方法……マニアックなヤモリ!?

今回は、ルーズゲッコーの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ルーズゲッコーは、ラコダクチルスの中では流通量は少なく、素早く動きハンドリングに適さないことなどからあまりポピュラーとは言いにくい種類と言えるかもしれませんね。

執筆者:星野 一三雄

ルーズゲッコーの基本情報

ルーズゲッコーの基本情報と飼育方法

撮影協力:オリジナル2

ルーズゲッコー
学 名Rhacodactylus sarasinorum別 名:ルーズミカドヤモリ、サラシノミカドヤモリ、サラシンズジャイアントゲッコー英 名:Sarasin's Giant Gecko
分 布:仏領ニューカレドニア全 長:最大270mm

ちょっと落ち着きのある、というか地味なラコダクチルスです。

上の写真ではわかりにくいのですが、実物はクレステッドゲッコーによく似ており、目の上の棘状突起がないことで区別できます。目が大きく、体色は明るい褐色から赤褐色で顕著な斑紋はありません。

樹上性ですが、特に樹皮の下などに潜り込んでいることなどが多いようで、扁平な体型や体色から考えると他のラコダクチルスのよりも陰性が強いようです。基本的に夜行性で昆虫などを食べています。

ラコダクチルスの中では流通量は少なく、素早く動きハンドリングに適さないことなどからあまりポピュラーとは言いにくい種類と言えます。

人気のクレステッドゲッコーと同じラコダクチルスRhacodactylus属の一種なのですが、正直これといって特徴があるわけでもなく、どちらかというとラコダクチルスのコレクター的な趣味を持っている方向けのマニアックなヤモリと言えるかもしれません。

 

ルーズゲッコーの飼育方法

飼育容器
高さがあり、かつ通気性がよい飼育ケース

温度
28℃前後

照明
弱めの爬虫類用ランプなど

床材
ヤシガラ土などを薄めに敷く

容器内レイアウト
観葉植物や木の枝、流木などを立体的に設置


コオロギなどの昆虫、ピンクマウス、餌用トカゲやヤモリ、果実、昆虫ゼリーなどをバランス良く与える

基本的な世話
いわゆる樹上性・住家性ヤモリの飼育方法
  • 立体活動ができるようにする
  • 水入れは設置した方がよい
  • 一日に一回は霧吹きをする
  • など
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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