爬虫類・両生類/両生類・爬虫類の飼い方

ショップ選び(2ページ目)

久しぶりの初級者向け、飼育入門コトハジメです。今回は、ちょっと趣を変えて「ショップの選び方」を考えてみました!

執筆者:星野 一三雄

好感の持てるショップ

記事と無関係...単なる「ショッピング」のイメージ
そういう覚悟は前提としても、やはり買い物をするからには、あるいは気に入った生き物を大切にするために我が家に迎え入れるのだから悲しみたくないと考えるのは当然のことで、ショップだってそういう客の要望に全力で応えていかなくてはいけないのが資本主義経済であります。

失敗の可能性を限りなく低くするために、初級者のみなさまに参考になるようなショップを考えてみましょう。しかしながら両爬の飼育というのは対象は広いのに世界は狭いという非常に特殊な背景がありますので「選ぶ余地が少ない」のが現状です。さらに自分の欲しているところは何なのか、でも選ぶ基準が変わってきます。ですのでここではあえて「好感の持てる」という感じで考えてみます。ただし、これはあくまでも私の個人的な意見であることをご了承ください。まさに「ご利用は自己責任で」であります。

決まりを遵守している
販売や飼育に許可が必要な種類などを、きちんと許可を受けて合法的に販売をしているショップは、やはりこれから生き残って、その結果、顧客を大切にしていけるショップと言えるでしょう。特に今後は動物愛護法によってショップも「許可制」になっていくと思いますので、無許可のショップは淘汰されていくことになります。

明るい接客ができる
ちょっと前ならば、職人肌というかマニア以外お断り、みたいな雰囲気を醸し出して常連の客以外には無愛想なショップというのがうけていたことは事実です。しかし生体の販売が許可制ということになれば、ある意味正常な市場になって競争原理も働いていく事になると思います。客を大切にする、あるいは新しい客層の開拓に工夫をするといった経営努力は必須になりますので、客とコミュニケーションをしっかりととれるショップは信頼が置けると考えられます。
何よりも「趣味」の最大の楽しみは「同じ趣味を持つ友人と、その趣味に関して話をすること」なのですから。

餌や器材、書籍類が充実している
ショップとの付き合いは生体の購入だけではありません。餌の定期的な入手なども必要になります。そういう意味では餌や器材、書籍類の充実はアフターサービスやケアの範疇に入る要素でしょう。

店内が清潔である
野生の生き物を扱う商売ですから、寄生虫や病原菌、ウィルスなどには十分注意が必要になります。一つのケージ内に異なる生息地の種類の生き物を雑多に収容していたり、餌動物を死んだ個体の処理に使っているような不衛生なショップは避けるが吉です。と言うか店内に入るのもコワイ...

知識が豊富である
確かに、接客が良すぎて聞いてもいないことをベラベラと客に説明したりする店員さんは、落ち着いてウィンドウショッピングをする時にウザいのは事実です。でも、それは「本当に店として客に勧めたい」とか「飼育に関して誤解があるのでそれを正確に伝えたい」とか「うちはきちんと勉強をしているので、安心して購入をして欲しい」とかの現れであるわけです。そんなショップならば、もちろん購入後のアフターケアに関しても安心ができます。もちろん正確な知識であることは当然ですが。
そういう意味では、ある特定の分野に強いショップというのは好感が持てるショップと言えます。逆に言うと、不得意分野にもガンガン手を出しているショップというのはあまり好感が持てません。
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