3.飼育に必要なモノ

この記事を読んで下さっている方は、これから飼育を始めるのではなく、これまである程度の期間、ミドリガメを飼育されてきている方が前提です。
ですから、ミドリガメを飼い続けるために必要なモノは、今まで通りで構いません。

しかし、今のままでは不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、念のため必要なモノをリストアップしましょう。

(1)飼育容器
飼育容器はカメの大きさに合わせた衣装ケースが一番良いでしょう。
衣装ケースの優れたところは
・安い
・サイズがさまざま
・軽い
の3つにつきます。
最初は40cm程度の衣装ケース、10cm程度になったら70cmの衣装ケースに変えます。本当は、最大サイズまで育ったらさらに大きいサイズの衣装ケースが欲しいのですが、それ以上の大きさの衣装ケースはあまりありません。ですから、最終的には90cm程度のコンクリート練り用のトロ舟が適しています。

ただし、多くの衣装ケースに使われているポリプロピレンという素材は紫外線に大変弱いので、ケースの寿命は2年程度です。トロ舟の方は素材が異なりますので、寿命はもっと長いようです。

※費用・・・衣装ケース・・・500円~1000円
トロ舟・・・1000円~4000円

(2)フタ
衣装ケースならば高さもありますし、つるつるしているのでカメが上って脱走するおそれはあまりありませんが、やはりフタは必要です。
ケースの大きさに合わせたバーベキューネットを使うといいでしょう。これもいろいろな大きさがそろっています。衣装ケースの上にバーベキューネットを置けば、それだけで立派な網フタです。
バーベキューネットはその本来の用途の性質上、非常にさびにくくなっていますので5年は使えると思います。
仕上げに、重しとしてレンガを乗せれば完璧です。

※費用・・・バーベキューネット・・・500円~2000円

(3)床材
飼育ケースの底には何も敷きません。砂とかも必要ありません。
砂利などを敷くと
・汚れが砂の中にたまってしまう
・カメが食べてしまう
・飼育容器が重くなって、水換えの時に大変
など、何もいいところはありません。

(4)陸場
ミドリガメは日光浴が大好きですから、日光浴用に陸場が必要です。つるつるしたものや不安定なモノはいけません。
平たい漬け物石などが一番いいんですが、そんなのは都合よく見つかるわけではありませんので、ここでは手っ取り早くレンガを使いましょう。1個あれば十分です。ついでにフタの上の重し用にも買っておきましょう。
コンクリートのブロックは新品だとアルカリ性の成分がしみ出してきてしまいますので、カメの皮膚によくありません。アルカリはタンパク質を溶かしますので。

※費用・・・レンガ1個100円

(4)照明
太陽の光を使います。

※費用・・・太陽光・・・0円

(5)保温
不要です。あるいは太陽の光。

※費用・・・太陽光・・・0円

と言うわけで、仮にミドリガメ1匹を20年間飼育する時の設備費は
(衣装ケース500円~1000円×10年/2年)+(トロ舟1000円~4000円)+(バーベキューネット500円~2000円×30年/5年)+(レンガ100円×3個)+太陽光×0円=6800円~21300円
也。

どうです?ミドリガメを飼い続けることって、そんなにお金がかかることじゃないでしょ?

だから、今飼っているミドリガメを捨てないで下さい。

これは公的機関で飼育されている捕獲された野良ガメです
飼育の様子


エサ

ミドリガメは雑食ですのでさまざまなものを食べます。
市販されている配合飼料は入手も保存も簡単なので、手軽ですが、カメが大きくなると食べる量が多くなりますのでエサ代が大変です。
我が家の場合は、10年間くらいはカメの配合飼料よりも安価なコイや金魚の配合飼料を与えていました。

大きくなってからは、基本的にはスーパーで淡水魚(ワカサギ)をたくさん買ってきて冷凍して保管していました。後半の15年は基本的にワカサギ一本で育てていました。

賛否両論があるのは十分承知していますが、少なくとも私の家ではこれで十分だったのは事実です。

ちなみに海産魚はよくないと思われます。淡水魚と脂肪分の組成が大きく異なりますので。そもそもミドリガメは海産魚を食べませんでした。好き嫌いは結構はっきりしているように思います。

またソーセージなどの加工物も塩分が多すぎますので避けましょう。

餌の頻度は、一日置きで十分でしょう。あまり頻繁に与えて早く大きくしても、持て余してしまうのも不幸です。
はじめの頃は、一回の給餌で食べ残しが出る程度にして食べる量を把握します。最終的には、満腹の一歩手前くらいの量を与えるといいでしょう。

餌代は大変ですが、逆にミドリガメを飼う時の唯一の手間と言えます。長く飼い続ければ餌代も当然の出費と慣れていくことでしょう。

だから、今飼っているミドリガメを捨てないで下さい。