さて、今回から始まりました「餌動物飼育図鑑」どこまで続くかわかりませんが、とにかく第1回から強烈なインパクトでいきましょう!!記念すべき第1回は「ドジョウの飼育と繁殖」です!!
ドジョウ 写真:武庫川の魚 |
体 長 | 10~18cm |
生息地 | 日本各地・アジア大陸東部・朝鮮半島・サハリン・台湾・海南島 |
用 途 | 多湿系ヘビ(ヒバカリ、ガータースネークなど)・水棲ヘビの主食・水棲カメなどの餌のバリエーションとして |
使用方法 | 生きたまま水容器などに入れておく。または冷凍して保存し、適当な大きさに切ってから解凍して与える。 |
解 説 | 言うまでもなく日本の代表的な川魚。十本の口ひげが特徴。田んぼや小川、浅い池沼などの底質が泥や細かい砂の場所に多い。比較的水質の悪化に強く、腸呼吸をするために水面に上がってくる姿が観察できる。産卵期は4~7月。柳川鍋に代表されるように、人間が食べてもおいしく栄養価が高い。釣り餌にも使われる。 |
糖質(g)
コレステロ
ール(mg)
ドジョウ
▼餌としてのドジョウの飼育
両爬の餌としては、それほどメジャーではないドジョウですが、ヒバカリやガータースネークなどの多湿系のヘビの餌としては重宝でしょう。ただし、比較的コンスタントな入手は難しいかもしれません。地域によっては鮮魚店などで生きたまま店先に得っていることもありますが、少なくとも私の住む宮崎県では見たことがありません。
餌動物とは言え、自然に生きている生き物ですから、採集にばかり頼るのも心苦しいです。
もちろん養殖ドジョウも出回っていますが、何食べて育てられているのかわからないしなあ、という不安を持っている方もいらっしゃるでしょう。そんなあなたにオススメするのが、ドジョウの自家養殖です。しかし、ドジョウなんて自分で飼育下繁殖できるのだろうか?なんたって養殖のドジョウは、一般には産卵を誘発するホルモンを打って種苗生産しているんですから。
そんなドジョウの飼育下繁殖をコンスタントにして、餌用ドジョウはそれでまかなっている方から、その方法をお聞きしました。次ページでそれをご紹介しましょう。