爬虫類・両生類/ヤモリ・イモリの飼い方

地上性ヤモリ編 レオパ、飼ってみました(2ページ目)

お待たせいたしました。「初めての○○」シリーズの第5弾であります。もう何も言いますまい。レオパの登場です。「何を今さら」と言われそうですが何よりここに来て初めてレオパを飼ってみたんですから...

執筆者:星野 一三雄

▼レオパを楽しむ
これも今さらですが、レオパの基本的な飼育法を考えてみましょう。
もともとレオパはパキスタンからインド北西部、アフガニスタンからイランにかけて広く分布していて、比較的乾燥した荒れ地や砂礫が多い場所に生息しています。岩の下の砂地に巣穴を掘り夜になると活動をします。
ですから、飼育の際もそのような自然での生活をイメージして飼育したいモノです。
とは言ったものの、私などは実を言うとかなりいい加減な飼育をしちゃっています。
詳しいことは、飼育書や専門サイトなどがありますので、私のような初心者が書くよりは、そちらを参考にした方がいいでしょう。

◇ケージ
大きさに合わせたプラケで十分です。フラットプラケは場所もとらずいいケージです。私の所では、以前に記事でご紹介した「フタと本体の間にすき間ができて、ヘビ飼育には到底使えそうにない」フラットプラケを使っています。
結構、背伸びして脱走を図ろうとしますのでしっかりとフタができるものがいいです。

◇床材
これは意見が分かれているところで「細かい専用の砂を入れた方がいい」という意見と「砂の誤食の恐れがあるので入れなくていい」という意見です。
砂の誤食は、そのまま消化管内に残ってしまって体調を崩すことがあるようです。一方「ミネラル補給のために砂を食うのでは?」という意見もあります。
ちなみに私の所では、何も敷いていません...

◇保温
基本的にレオパには保温が必要です。
我が家ではテープヒーターでケージの4分の1ほど温めています。ただし夏場は無加温です。
◇照明
基本的に紫外線関係の照明は不要と考えられています。

◇餌
ミネラルやカルシウムをダストしたコオロギがメインとなります。その他ジャイアントミールワームやピンクマウスも食うようです。我が家では二日に一回くらいのペースで与えています。結構、大食いです。

◇湿度
乾燥系の生き物ですから、湿度はあまり気を遣わなくてよさそうです。水は水入れを常設させておけば自分から飲みます。体に水分がつくのは好まないようですが、なぜかうちのは霧吹きすると喜んでいるように思えちゃいます。

その他、繁殖を考えるのならばやらなくてはいけないこともありますが、詳しくは飼育書などを参考にして下さい。

かれこれ1年くらい1匹のレオパとの生活をしていますが、本当に楽しいヤツです。触れるし、表情も豊かだし...

とかく爬虫類飼育は「繁殖をさせなくてはいけない」とか「神経質だから真剣に」とか、私を含めて蘊蓄を語って、肩を張って飼育に臨みがちですが、レオパを飼っていると「やっぱり生き物を飼うって楽しいこと」をあらためて感じさせてくれます。
飼ってみて、本当に実感できました。
レオパが「ペットとして飼育するのにもっとも適した爬虫類」である、ってことを。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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