全国の初級両爬飼育者のみなさんコンニチハ!!
お待たせいたしました。「初めての○○飼育」の第五弾です!!
今回のテーマは「地上性ヤモリ」。ちょっと一時のブームは過ぎて落ち着いているようですが、あらためて見直すと、やはり飼育に向いている種類が多いのも事実。今回も、やはり私が自分で飼育してみてのレポートですから、自信を持っておすすめです!
▼そもそも地上性ヤモリって...?
地上性ヤモリは、いわゆる「やもり」の特徴である「壁にくっつくための指先の特殊な構造」を持たないヤモリの仲間と理解するのが一番わかりやすいでしょう。トカゲモドキ科の種類やヤモリ科の一部(テラトスキンクとか、ササクレヤモリとか)を指すことになります。
小型で不活発な種類が多く、小規模の設備で飼育できるのが、私のようなあれもこれもという人間には魅力です。
また比較的、飼育繁殖が容易な種類が多く、累代飼育や品種の作出なども楽しめます。そのためCB個体が出回っていることが多く、まさに「初めての両爬飼育」に適したグループであると言えるでしょう。
そんな地上性ヤモリたちですから、どんな種類でも飼育初級者の方たちにオススメと言えるのですが、やはりここは定番の「あいつ」をご紹介するしかありません。
▼オススメNo1の地上性ヤモリ
さて、では飼育初級者にオススメする地上性ヤモリとはなんでしょう?
定番で申し訳ないのですが、やはりオススメは「ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)」に尽きます。彼の千石先生も言っているように「最もペットに向いている爬虫類」なのですから。
以前私はレオパには全然興味がなかったのですが、昨年の「HBM」で「レオパくらい飼わなきゃ両爬は語れないよな」みたいな気持ちで、一匹のレオパのリューシベビーを購入し、飼育を始めてみたら、なるほど千石先生が言うこと、そして、なぜここまでレオパが人気があるのか、よーくわかりました。
◇レオパの魅力
ま、今さらなんですがレオパの魅力って何でしょう?
・丈夫
私は、基本的にWCの国産爬虫類を中心に飼育しているのですが、それらと比較すると、CBのレオパの丈夫なこと。餌付きも良いし、水切れにも強い。
・扱いやすい
基本的に咬んだり、突発的な動きをしない生き物です。餌を捕らえるときは別ですが、とにかく動きがスローです。ですので、国産爬虫類では考えられない「ハンドリング」が可能なのは魅力のひとつでしょう。
・ほどよい大きさ
私は、ベビーから飼育したのですが、すでにその大きさでイエコのMを食うことができますので、餌に困ることはまずなさそうです。
その他にも
・多彩なカラーバリエーション
・繁殖が比較的容易
などなど、いちいち挙げていたらキリがないほどの魅力が満載の種類と言えるでしょう。