全国の両爬ファンのみなさん、コンニチハ。今回は個人的に以前から疑問に思っていたことを記事にしちゃいました。その疑問とは...
「室内犬と両生爬虫類を一緒に飼育している人たちって、トラブルがないのだろうか?」
最近は特に住宅事情からか、かわいらしい室内犬がブームになっていますし、これを機会に「犬と両爬」について考えてみました。
なお、私は家内の実家で犬を飼っていますが、自宅には犬はいませんので、今回は多くの方から貴重なご意見をいただきました。またAAJ「ペット(犬)」ガイド坂本光里さんからもお教えいただきました。この場をお借りして、深くお礼申し上げます。
▼意外に...
さて今回、多くの方から経験談を聞かせていただいたのですが、意外にも室内犬による両爬へのトラブルというのは少ないようです。正直ホッとしたような、拍子抜けしたような感想です。
今回、お話を聞かせていただけた方の両爬の種類なんですが、実に多岐にわたっています。爬虫類はイグアナ、リクガメ、水棲ガメ、トカゲ、ヘビなどなどです。一方、今回は両生類と犬の室内での両立されている方のお話は聞くことができませんでした。
で、多かったのが
「はじめは犬が関心を持つが、次第に興味を持たなくなる」
というものでした。中には
「初めて見る得体の知れない動物におそるおそる近付き、カメがぱっと首を引っ込めるたびにびくびくしていました。 その後は、 仲よくなってカメがのばした首を、犬がなめるようになり、カメの方ものんきで首を引っ込めることもなく、テラスで仲良く日光浴をしていました。」
などという話も。あるいは相手がイグアナ、犬はシーズーやマルチーズともなると
「犬の方が恐れて逃げてしまう」
という逆のパターンもあるようです。
▼トラブルの例
もちろん、様々なトラブルもないわけではありません。例えば「犬とヘビ」の組み合わせでは
「パイソンが犬(Mダックスフント)に追いかけられてタンスの上に逃げていった」とか「コーンスネークが犬にじゃれつかれていた」というのもあれば、ヘビ飼育者にとって恐ろしいのが「ヘビが犬を怖がって拒食をした」というのも。
また、ちょっと変わった例として
「ケージ内のパインスネークの憤気音を聞いて犬(パピヨン)が吠え続けた」なんていう話もありました。
「犬と水棲ガメ」ではこんな思いがけないトラブルも聞けました。
「水棲ガメのろ過装置を充実させる以前、汚れた水槽の水を舐めた犬が食中毒症状を起こした」
このように意外にもトラブルは、どちらかというと「両爬から犬へ」の方が多いようにも思えます。
◇動物病院へ運ばれてくる両爬たち
しかし、多くの傷病ペットを診て下さる獣医の方々の話は、やはり生々しいものも多かったです。
「犬にホシガメをガムにされ、穴をあけられて補修した」など、この手の話は少なくないようですし、「イグアナと犬」の場合には
「それまでの数年間、犬とうまくやっていたイグアナが、新しく来たチワワに、夜寝ている間に少しずつ尻尾をかじられて敗血症になってしまった」などと笑えない話も。