温泉/東北の温泉

蔵王温泉(2ページ目)

蔵王温泉は東北の温泉地の中でも、歴史と伝統を誇る温泉地。神話や伝説になっている古さは、日本有数です。泉質は硫黄泉。強酸性の湯が多く、湯の強さに耐える木造浴室の宿が多い、蔵王温泉を紹介します!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

蔵王温泉の代表的旅館

深山荘高見屋
創業293年の老舗宿! 深山荘高見屋
蔵王温泉を代表する宿は、温泉街の中心部に集中しています。それは、その付近に源泉が集中しているためでもあります。

代表的旅館として必ず挙げられるのが、深山荘高見屋。小学生以下お断りの大人の宿です。お湯も素晴らしく、古くからある長寿の湯は、私のお気に入りです。もう一方の浴場せせらぎ湯は、左右で風情が異なり、個人的には左側がおすすめ。泊まれば時間帯を変えて両方に入れます。

もう一軒の老舗宿が、おおみや旅館。外観は近代的ですが、木造の浴場の風情に心を奪われます。2009年5月末に浴場リニューアルされたばかりで、左右どちらの浴場もおすすめです。こちらも泊まれば時間帯を変えて両方に入れます。ただし、露天風呂は冬は閉鎖するので、温泉目的であれば冬以外がおすすめです。

温泉好きに根強い人気なのが、かわらや旅館。近年リニューアルしたようで、内装が凄く綺麗になっていました。浴場は蔵王の旅館で唯一の足元自噴温泉。湯舟の底から温泉が自噴し、湯量の調節ができないので、加水で温度調節しています。なので温泉目的であれば、加水が比較的少なくなると思われる、寒い時期がおすすめ。チェックイン12時からで、のんびりできる宿です。

蔵王温泉の代表的入浴施設

下湯共同浴場
三つの共同湯で一番広い! 下湯共同浴場
蔵王温泉の中心部には、共同浴場が3つあり、早朝6時から深夜22時まで200円で入れます。風情も泉質も最高の共同浴場が、日帰り温泉施設ではいちおしです。

共同浴場と並んで、古くからあるのが、大露天風呂。温泉街の最上部にあり、歩いていくのは、ちょっと大変です。しかし、森の中の露天風呂で、湯が間違って目に入ると、猛烈に痛い本格的な泉質は、一浴の価値があります。なお、大露天風呂は冬季は休業です。

比較的新しい温泉施設としては、新左衛門の湯蔵王センタープラザ源七露天の湯 があります。特に新左衛門の湯は美しい施設で、源泉100%の露天風呂の他、肌が弱い方向けに薄めた湯や、わかし湯まで完備しています。外には無料の足湯も完備。他に共同湯の下湯と上湯にも足湯があります。

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