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猫と一緒に寝るときの注意点は?一緒に寝たい猫BEST5!

猫好きの人間にとって猫と一緒に寝るのは、暖かいし、可愛いし、最高に幸せですよね。今回は一緒に寝たい猫さんのBEST5をご紹介! あわせて、猫と一緒に寝るときの注意点や一緒に寝たがる猫の気持ちや眠る場所・位置などをお話しします。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

猫と一緒に寝る幸せ……気をつけることは?

猫の温もりを感じて寝る幸せ♪
猫の温もりを感じて寝る幸せ
猫と一緒に寝る……それは猫との暮らしで幸せなひととき。でも、どの猫さんも人と寝るのが好きとは限りません。普段はベタベタ・ゴロゴロでも「寝るときはひとりが良いわ~」って離れてしまう子もいれば、普段はそばにあまり寄りつかないのに「寝るときこそ!」とばかりに甘えてくる子もいます。

顔や頭のそばで寝るのが好きな子もいれば、脇や足の間にもぐり込む子、お腹や胸の上がお気に入りスポット、足元で丸くなる……と猫の寝る場所の好みは様々。ただ、一度お気に入りのスポットが決まると、いつも同じ場所を陣取る子が多いようです。

猫と一緒に寝る前には、猫が清潔かどうかを確認しましょう。一緒に寝るのは衛生面や健康管理の確認を済ませてからをおすすめします。ノミやダニの駆除、お腹の虫もキレイに駆虫、完全室内飼いであれば、衛生的な問題は半減します。

またアレルギーの気のある方は、残念ですが猫と寝るのは諦めた方が無難でしょう。アレルゲンが猫でなければ問題はありませんが、「もしかして猫アレルギー?」と思う人は寝室に猫を入れない方が無難です。

そして、一番大切な約束事。動物にとっては「今日OK」だったことは一生OKなのです。「猫と一緒に寝る」と決めたら、一生それを習慣にしてあげてください。今日は一緒に寝てあげるけど、来週は別々に寝てね、はNGですよ。

それでは一緒に寝たい猫BEST5をご紹介!

<目次>
 

一緒に寝たい猫BEST5 催眠剤の子猫ちゃん

メインクーン猫のあかちゃん
メインクーン猫の赤ちゃん
なかなか寝付かれない……寝付きの悪い人におすすめなのが子猫です。子猫の生活サイクルは短時間の積み重ねで、人間の一日(24時間)は子猫の3~5日分くらいの時間的感覚です。起きて、食べて、出して、遊んで……寝る。これを1日3~5回繰り返すのです。

成長に伴って起きている時間は徐々に長くなりますが、それでも猫は寝るのがお仕事。子猫は一人でおもちゃ遊びして、一人で転んで、意味不明に走り回って、見えない敵と戦って突然電池が切れてコトンと眠りにつく……そんな子猫の姿を見ているだけで、なぜかこっちもネムネム~と誘われてしまうのです。どんなに寝苦しい夜も、子猫を眺めているとあっという間に眠れちゃうかも?

ただし、寝相の悪い方は子猫と離れて寝てくださいね。寝返りを打ったら下に子猫が!……なんてことにならないようにご注意を。
 

一緒に寝たい猫BEST4 長毛種と一緒に寝られるのは冬だけ!?

メインクーン;これだけの毛があったら、寒くないかもね…
メインクーン:これだけの毛があったら、寒くないかもね……
短毛種の中でも特にシャムのようなシングルコートの猫は超寒がり! だから、真夏でも人の膝に乗ってきたり布団に入りたがりますが……長毛種はどちらかというと、暑さに弱く、寒さに強いので、我が家の同居猫・メインクーンはほとんど布団に入ってくれません。

でも真冬であれば、少しだけ。長毛種と布団に入ると最初は毛がヒンヤリ感じます。徐々に体温が感じられて、暖かくなってきた~と思った頃にはもぞもぞ動き出し、布団から出て行ってしまうことが多くて残念。だから、一緒に寝るのは、断然短毛種の方がおすすめ。

毛がヒンヤリしていても、すぐに体温が伝わって暖かくなりますからね。真冬は先に布団に入ってくれていて、布団を暖めてくれてたらいうことないなぁ。ですが……たいていは同居人が寝るよ、と声をかけたらイソイソと床についてくる、ってパターンが多いようですね。
 

一緒に寝たい猫BEST3 手ざわり感ベストキャット

ベンガル猫のあかちゃん
ベンガル猫のあかちゃん
 
黄金色に輝くグリッター
黄金色に輝くグリッター
私はキャットショーのジャッジをしているので、今までに延べ数千頭の猫さんを触っていますが、その中に普通のイエネコと違う手ざわりの毛質を持った猫種がいます。

ベンガルという猫種は1983年に純粋種としてアメリカのTICA(The International Cat Association)というキャットファンシャーの団体に公認された、アジアンレパードとイエネコとの交配によって作られた猫です。野生の猫を近い先祖に持っているためか、その風貌も野性的で、筋肉質のがっしりした体型、鳴き声もイエネコと少し違い、ベンガルが鳴くと他の猫が敏感に反応します。この鳴き声や独特の手ざわり感の毛質は、野生の猫の遺伝子によるものかも知れません。

初期にはかなり気の荒い子も見かけられましたが、最近は性格の落ち着いたベンガルが増えてきています。好奇心旺盛で活発、よく遊び、おしゃべり好きな子が多いです。ベンガルの毛は短毛種の中でも短めで、腰があってシルキー、指にしっとり絡みつくような感触で、撫でているとリラックスでき心地よい眠りに引き込まれてしまうでしょう。

またベンガルの中には、グリッターと呼ばれるキラキラした黄金色に輝く毛を持っている猫がいます。手触り感には人それぞれの感じ方があるでしょうが、私は特にこのグリッターの毛が最高級のビロードのように感じ、いつまでもいつまでも撫でていたい~って気持ちになってしまいます。

ベンガルは本質的に非常に活動的な猫なので、一緒に朝まで寝てくれるかどうかわかりませんが……あの手触りに包まれて寝られたら、とってもゴージャスな気分になれること間違いなし!
 

一緒に寝たい猫BEST2 体型も重要です

スコテッシュフォールド;養老先生のお宅のマルちゃん
スコテッシュフォールド:養老先生のお宅のマルちゃん
少し丸みを帯びたからだで、同居人の腕の中にすっぽり入るくらいの大きさの猫さんがサイズ的には理想です。体重のありすぎる猫がお腹や胸の上に乗っかってくると悪夢の原因になるので、太らせすぎはNGです。

純血種だとアメリカンショートヘアーやスコティッシュフォールド。どちらの猫種も丸々した顔や体型で、性格の穏やかなおっとりした猫が多いです。腕枕の中に丸くなってくれて、その頭にこちらのあごを乗せるように抱きかかえて寝ると、極上の抱き枕になってくれるでしょう。
 

一緒に寝たい猫BESTキャット 信頼関係という絆

格闘技ガイドの井田さんと猫山くん
格闘技ガイドの井田さんと猫山くん
少し辛いことがあった日、仕事で疲れてイライラしている夜、体調が良くなくて何にもやる気が起きないとき……言葉は通じないはずなのに、猫は同居人の体調や精神的な辛さを敏感に察知するように寄り添ってくれます。言葉が通じなくても、時には人間以上に心を通わせることができるのが猫です。

一緒に寝たい猫、とここまで色々書いてきましたが、どんな姿形であろうと、そんなことは問題ではないのです。同居人と固い絆で結ばれ信頼関係ができあがった猫さんが、耳元で子守歌のようにゴロゴロと咽を鳴らしてくれることが、なによりのセラピーになります。一晩猫に慰めてもらい、温もりを分けてもらうことが、明日働くエネルギーになります。

一緒に寝たい猫さんは、すでにあなたの腕の中にいるかも知れないし、この先出逢うチャンスを待っているかも知れません。出逢いというご縁を大切に、そしてその縁を切ることなく育んでいきたいものですね。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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