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犬猫写真家 新美敬子さん(2ページ目)

今までに世界55カ国を回り、それぞれの国で出会った犬や猫を撮影し、様々な雑誌や写真集で発信している新美敬さん。新美さんに海外での撮影のコツや猫が住みやすそうな国を伺いました。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

猫が住みやすそうな国は?

カメラチェックは入念に
カメラチェックは入念に

「今まで行かれた国の中で、猫が住みやすそうだったのはどこですか?」
「マルタや小さな島に住んでいる猫は住みやすそうだと思いますよ。元々船に猫を乗せて移動していったでしょ。猫はお天気を教えてくれる、悪天候を教えてくれる…っても、猫がしゃべるわけじゃなくて、猫の姿を見て漁師が判断するんでしょうけど。それから猫は大漁を祈ってくれる、って。(笑)。
そりゃ猫にしたら、大漁じゃないと自分たちにおこぼれが回ってこないものね。日本国内でも田代島には撮りに行ったことがあるけれど、やはりそこの漁師さんが同じようなことを云ってましたね。」

「後はオランダかな~。おしなべてオランダの人は猫が好きですよ。
アムステルダムは運河に囲まれていて、運河のある場所は車が通れる道が限られて、ほとんど徒歩か自転車なんですね。
水のあるところはネズミがいっぱいでるんです。
『良い猫はうちを守る』という言い伝えがあったり、もし水害があったら『お金よりも猫を助ける』『猫を持って逃げる』という家訓があると聞きました。
とにかく猫を大事にしていますね。どんな人でも可愛がっている。
SPCAなどの動物愛護団体やシェルターもしっかりしているし。
飼われている猫が外で自由に遊んでるんです。外に出せる環境なのね。
ボートハウスでも猫を飼っているし。」
というお話を聞くと、私は思わず猫を連れてオランダに移住しちゃいたくなってしまいます!

「猫が嫌いな人、苦手な人がたくさんいますよね。でも嫌いな人は嫌いでよいから、危害だけは加えて欲しくないですね。」
海外での猫と人との付き合い方をたくさん撮影してきた新美さんの言葉に、ガイドも大きく同感です!

こにゃんに話しかけ、おもちゃを振りながら
こにゃんに話しかけ、おもちゃを振りながら
一番よい表情を引き出す

新美家の猫の名前の法則と家猫を可愛く撮る秘訣は?→

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