兄弟で生まれても、様々な個性を持つ猫
兄弟で生まれても、様々な個性を持つ猫
非常に個性豊かな動物である猫。同じお母さんから生まれた兄弟猫でも、まったく違う性格を見せることがあります。猫の性格はどのように決まるのでしょうか?

<目次>
猫の性格はどうやって決まる?
猫の毛色から見る性質・性格
-キジ猫(ブラウンタビー)
-キジシロ(ブラウンタビー&ホワイト)
-茶トラ(レッドタビー)
-茶シロ(レッドタビー&ホワイト)
-ブルータビー
-サバトラ/サバ白(シルバータビー/&ホワイト)
-チンチラ
-サビ・二毛(トータシェル/トーティ)
-三毛(キャリコ/トーティ&ホワイト)
-シマ三毛(パッチドタビー&ホワイト、トービィ&ホワイト)
-白(ソリッド・ホワイト)
-黒(ソリッド・ブラック)
-(黒の方が多い)黒白(ブラック&ホワイト)
-(白の方が多い)白黒(ブラック&ホワイト)
-ブラックスモーク
-ポインテッド(シャムやヒマやランのようなポイントカラー)


猫の性格はどうやって決まる?

わたしは1頭の猫の中には多様な、いくつもの「にゃん格(人格)」があるのではないかと考えています。ベースの性質は生まれ持ったものですが、その後の環境や経験、相手、その場の状況によって様々なんにゃん格が姿を表すのではないかと。ここでいう性質は持って生まれた基本的なにゃん格で、性格はその後の環境や経験等によって付加されたにゃん格とご理解ください。

今あなたが相手をしている猫は、それがその猫のすべてではなく、環境や相手をする人が変われば、違う猫かと思うほど態度が変わります。例えば、同じ家の中で生活している家族でも、お父さんにはベタベタに甘えていく猫が、なぜかお母さんにはクールに接するということはありませんか?

もともと単独で狩りをする猫は縄張り意識が強く、同族の猫を含め人や他の動物と共生することがあまり得意ではありません。しかし、自分に敵意を見せず、好意を示してくれ、自分の存在をそのまま受け入れてくれる相手であれば、猫側の受け入れ度もあがります。

幼猫の時には、攻撃されたり痛い目に遭わない限りほとんどの動物と仲良くでき、そのまま一緒に成長すれば仲良しの関係が続きますが、離ればなれになって成長すると、ほとんどは忘れてしまいます。

多くの犬は幼い時に分かれた親兄弟や、例えば3日だけ一緒に過ごした人のことを一生覚えています。しかし、猫はそれぞれの記憶力によって違いがありますが、親兄弟や育ててくれた人と久しぶりに再会しても警戒して隠れてしまったり、攻撃したりと忘れてしまって、受け入れができなくなることが多いようです。

猫は相手を「個」として認識・区別ができる動物です。それまで人と猫が1対1で暮らしていたところに新人猫が仲間入りしたり、結婚して同居人が増えたり、赤ちゃんが生まれたりと環境に変化が起きた時、猫は不安感から今までと違うにゃん格を見せるかも知れません。

このように猫は、猫という種が持つ性質の傾向、両親から受け継いで生まれ持った基本的な性質と個々の能力、幼齢時の環境や経験、その後の環境の変化(不妊手術や去勢手術を含む)と、その時々相対する相手によって様々なにゃん格をみせてくれます。この猫の多面性も猫の魅力のひとつでしょう。