記事:前ガイド戸松 佐恵美


ネコはご存知の通り、人間とは体の構造が違います。となれば当然人間とは違う食べ物を摂取する必要があったり、また人間には平気でも、猫は摂取してはいけない食べ物があったりする訳です。

よく俗説的に、ネコにイカを食べさせると腰が抜ける、と言いますが、これは単なる迷信で、イカは消化に悪い為、食べ過ぎたネコがお腹を壊してふらふらしてるのを見た人が言い始めたのだろうと言われています。
加熱したイカを適量なら食べさせて問題ありません。イカ入りのネコ缶も存在する位です。

では、本当に食べさせてはいけないものは何なのか。
それはタマネギとか長ネギなどのネギ類と、アワビの内臓、また鳥の骨鯛などの大きな魚の骨などです。
ネギ類は猫の血に強い毒性があり、貧血や下痢などを引き起こす事があり、アワビの内臓光線過敏症(日光に当たると皮膚炎を起こし耳などの皮膚の薄い部分がボロボロになる病気)になってしまう可能性があります。
鳥の骨は噛むと縦に細く裂ける為、飲み込んだ後口の中や内臓などに刺さってしまったり、腸に留まって腸閉塞を起こす心配があります。鯛などの大きな魚の骨は堅いので、鳥の骨と同様体内を傷つけてしまうおそれがあります。

こう聞いて、アワビの内臓やネギを生で猫に食べさせている人はいないでしょうから、安心されると思うのですが、ここにひとつ盲点があります。
それは人間の食べているもの。もちろん、塩分などの問題も重大なのですが、人間の食べているものには忘れていてもタマネギが混入している事が多々あります。例えばクリームシチュー。クリームですし、塩分もあり、猫はこれが入っていた皿を舐めたがります。少しだからいいか、と舐めさせていると、そこに混入しているタマネギで下痢をしたり貧血を起こす事があります。同じ様なもので、ツナサンドなどもあります。これもタマネギが混入している事が多々あるのですが、見えないと飼い主は忘れてしまいがちです。是非気を付けてあげてください。

又、よく子猫に牛乳を与える人を見かけますが、猫は肉食動物なので草食動物である牛のお乳は体に合いません。子猫にミルクを与える時には必ずペットショップで子猫用のミルクを購入して与える様にしましょう。

これは余談ですが、アメリカでは猫にはチョコレートを食べさせてはいけない、という言い伝えがある様なんですが・・・うちの10匹の猫はどの子もチョコを食べません。チョコレートを食べる猫っているのでしょうか。それとも何かの比喩なのかしら。