獣医師だからできることは?
●これは獣医師ならではの発言だと思いますが、例えば帝王切開で仔犬を取り出すとしますよね、条件が揃えばですが、その子が寿命をまっとうする最期まで一生面倒を見ることが可能なんですよね。
まさに「ゆりかごから墓場まで」ですね(笑)
ペットは人間より人生の歩幅が大きいから可能なんですよね。
犬や猫は人間より生きるスピードが速いことに関してデメリットばかり取りざたされますが、獣医師としては「ゆりかごから墓場」までサポートできることは素晴らしいことですね。
こんな事考えてるの、私だけですかね?(笑)
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川野先生、熱血漢だけでなく、命に愛情を持った心優しい先生であることが、
特捜されましたよ~~♪
最後に患者さんから届けられたたくさんの写真やお手紙を見せてくださって…。
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●飼い主さんからもらったんです。こういうのってすごく励みなりますよね。
獣医師というグラフの座標というか・・・意味わからないですね(笑)
ピイタンも、もうすぐ9歳ですからね。
k/dなんかあげちゃったりしてます(笑)。
でも、この子が最後を迎えた時ってどうなるのかなぁ、ってふと考えることがあるんですけど…。
多くの飼い主さんと同じように、やはり痛い思いをさせたくないなぁ、って思いますね。
もしもの時は獣医師じゃなくて、ただの同居人?
●ですね(笑)。
1回吐いただけでもかなり心配になりますが、何か?(笑)
でも仮に治らない病気だと診断したら、美味しいものを食べさせて、積極的な治療はせずにおうちで看取るかもしれません・・・。
お別れの時、どうするか?って難しいですよね。
どんな風にその時を迎えても、後悔するのが人間ですものね。
●そうなんですよ。
だから僕ら獣医師から、その「後悔する」っていう気持ちに対して「あなたは決して間違ってなかったんですよ」という一言を伝えてあげるべきだと思うんですよね。
「先生の一言で救われました」って言葉は非常に深いですね。
病気を診るだけじゃない、って。
「ナースあおい」ってドラマがありましたよね。
別に毎週録画までして観た訳じゃないですよ、一度も観た事はないんですけど、
たまたま予告の番宣で「先生は病気ばかり診ていて、患者さんを見てません!」って台詞があったんですけど、まさにザッツ・ライトだと思いましたね(笑)。
救命病棟24時の進藤先生の名言を越えた瞬間でした・・・(笑)
川野先生とピイタンちゃん photo by wakaba |
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この格好は獣医らしくないですよねぇ。
この獣医さん大丈夫か、って思われちゃいそう(笑)。
これじゃねぇ、もっと品格ある獣医さん、ってみせないと。
と、云いながらもピイタンちゃんを膝に乗せて、
とろけるような笑みを浮かべる川野先生。
動物の病気や怪我を治すだけの動物病院・獣医師との関わり方だけでなく、
動物と暮らす人をも思いやる姿勢に、新しい動物病院のあり方を発見した思いです。
最後にピイタンちゃんから一言
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みんな、猫は自分勝手、って思っているけど、うちの先生も随分勝手よ。
でもね、お互い自分勝手だから、あたし達はうまく暮らしていけると思うの。
お客さんが来ると、「ぴぃちゃん、可愛いでしょ~」ってデレデレするけど、あんなの一日中やられてたら、あたし息が詰まっちゃうわ!
先生が一生懸命働いて、でも毎晩帰ってきてくれて、パソコン向かってなにやらブツブツやってて。
でも、時々あたしのことを思い出して紙ボールを投げてくれるの。
この関係、猫にとっては安楽なのよ。
先生、猫派っていうよりも、根っからの猫なのかもね(笑。
ピイタンちゃん |
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■参考リンク
株式会社JPR
はぐれ獣医 純情派~異論!ワン論!Objection!~
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