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シャンプー
一気にむだ毛を取り除くにはシャンプーが一番てっとり早いでしょう。でもシャンプー前にも念入りにコーミングして、先に毛球やむだ毛を取り除いておく必要があります。
猫の毛は脂が多いので、毛球や抜け毛だらけでシャンプーしてもあまり意味がないですからね。
シャンプーは、毛を洗うのではなく地肌を洗うつもりで行ってください。
シャンプー後は、この季節であればドライヤー無しのタオルドライだけでも充分ですが、長毛種の場合は仕上げに少しドライヤーを当てコーミングすると益々美しくなるでしょう。
※ドライヤーのモーター音や風が苦手な猫さんが多いので、猫の横でいきなりドライヤーのスイッチを入れないで、離してスイッチを入れ様子を見て風を当てるようにしてください。
完全に乾いたら、再度きっちりコーミングしましょう。
このとき…ほんとに禿げないでしょうね?って苦笑いするほど毛が抜けます!
きっちり毛を取ってしまえば、しばらくは抜け毛が減ったなぁ~と実感できるはず。
抜け毛を取るための便利用品
■コロコロ
コロコロというのは皆さんもご存じのように、粘着テープが筒状になっているものです。
新しい粘着力の高いものをいきなり猫の身体でコロコロすると、生きている毛まで抜けてしまいますので、まずは自分の洋服などでコロコロして、少し粘着力を弱めてから猫の背中をコロコロ。
一度やってみて嫌がる子はやめましょう。
でも、結構気持ちよさそうにやらせる子も多いです。
■掃除機
掃除機の先に棚鴨居ブラシを取り付けて、弱めの吸引で猫の全身をお掃除。
掃除機のスイッチが入っただけで隅っこに隠れてしまう猫さんには使えませんが…。これも、気持ちよさそうにやらせる子がいます。
その他の抜け毛対策/注意点
- 換毛期はいつも以上にこまめにお掃除しましょう!
- 掃除機をかけやすい家具の配置にしておきましょう。
- 絨毯に絡まった毛を取るのは、かなりの重労働。換毛期は絨毯を止めるか、絨毯の素材によって、掃除機で簡単に毛が取れるものに敷き替える。
- 自分が着用する洋服や猫のベッドなどは毛が付きにくい素材のものを。
- 表面が織物製のソファ、布団やシーツにも毛がつきやすいので、高密度織りの毛が付きにくい素材のものに替えるなどの工夫を。
- 外出前には玄関で自分の洋服をコロコロして、猫(抜け毛)と一緒に外出しないように!
- 洗濯したてのタオルに猫の毛が付いていると、ちょっと不愉快~洗濯機に入れる前に猫の毛をコロコロで取っておきましょう。
- 絨毯や猫ベッドに付いてしまった抜け毛は、ゴム手袋をしてこすると簡単に丸まって取れます。その他台所用のセルロース製のスポンジや、捨てて構わないウエスを固く絞ったものでこすってもOK。
猫の毛が付いた敷物などを外で叩かないよう注意してください。
野中の一軒家にお住まいでない限りは、ご近所さんにも抜け毛の被害をまき散らさないように!
次回は「猫の皮膚/毛のトラブルについて」です。
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