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ネコの日常的なお手入れ-Vol.2 クシを使ったネコの毛のケア(2ページ目)

クシの種類、使い方など、コーミング(クシを使ったグルーミング)のコツを教えます!

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

-毛玉ができてしまったら-

換毛期の長毛ネコ(ネコ種・カラーによって違いあり)は、ちょっと油断するとすぐ毛玉ができてしまいます。そのネコの毛の質、カラーによっては、朝コーミングしたのに夕方にはもう毛玉!なんてことも…。

軽い毛玉は、コームを縦に使い毛玉の中心に入れ少しずつ割ってほぐします。
あまりひどくなってしまうとハサミで切り取るしかない?!
・・・でもその前に「指でほぐす」を試みてください。毛玉の付け根を指で根気よくほぐすと徐々に毛玉を切り離せます。最後は必ずコーミングで仕上げてください。

毛玉の“子供”ができてます。
毛玉ができやすいのは脇の下、太ももの内・外側、 胸の毛…の順。
クシを縦に使って毛玉を割りほぐします。
あわてて一気にやろうとすると、ネコも痛いので嫌がります。根気よく、毛を少しずつより分けてやってあげてください。
ひどい毛玉は指の腹を使って徐々に割りほぐしていきます。クシだと力加減がわからず、ネコが痛がることが多いので指でほぐす方が安心かもしれません。
■もしノミがいたら???!
これもコーミングで発見することができます。大量にいれば細かい目のコームをかければノミがコームの目に引っかかってきます。
コームに引っかからなくても、抜けた毛をテッシュの上に取ってみて、もし小さな赤黒いゴミがついていたら、それを少しだけ水で湿らせます。ゴミが溶けて赤黒いシミになったら・・・それはノミの糞(ネコの血液)です。すぐにノミ退治をしましょう!
■子猫の時から慣らしましょう

成長して毛が伸びてきていきなりコーミング、といってもネコは拒否反応を示します。子猫の時から定期的にコーミングに慣らしておきましょう。
コーミングが嫌いなネコ-頭や首、肩までは許すけどお腹や太もも、シッポはやめて!って子もいます。

ネコのお手入れはネコも人もリラックスできる気持ちの良い時間でありたい-

なかなか触らせてくれないネコの場合は、熟睡している時を見計らって・・・
最初は手のひらで優しく身体を撫で、徐々に強く撫でながら
5本の指をクシのように使い全身を梳かします。

手で触られることに慣れたら、コームを使ってみますが
一度に全身やってしまおうと思わず、何回かに分けて少しずつコーミングに挑戦してください。

ネコが嫌がるそぶりを見せたらコームをおいて休憩。
ネコが落ち着いたらまた開始。
嫌がる下半身などは集中的にそこばかりやらないで、
撫でられると好きな首にコームを持っていって・・・
次にお尻の毛を梳かして、と工夫してみてください。

また、ひどく嫌がって抵抗するネコには
「おやつ」でつってみても良いかもしれません。
『乾燥ささみ』や『ネコ用かにかま』などの
ネコが好むスナックを少量用意して、
おとなしくやらせたら一口…
というように。
ただし、与えるのはあくまでも『ご褒美』程度の量にしましょう。

次回の「ネコの日常的なお手入れ-その3」は
「爪切り」です。
■-----ガイドのその他の記事はこちらです!-----■
ネコのグルーミング・基本編
Vol.1 ネコの主治医について考える
ネコに必要な「しつけ」とは?
ノルウェイの森のネコ-Vol.1
■-----------------------------■

■-----お奨め・参考リンク-----■
「毛玉ってなぁに?」
「猫の毛玉」
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卑弥呼
■-----------------------------■

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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