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猫はお友達がいた方がいいの? 新入り猫を迎える時に(3ページ目)

単頭飼いから多頭飼いへ。また二匹いる所に新しくもう一匹、など後から猫を増やす時に気を付けたいことのあれこれ。

岩田 麻美子

岩田 麻美子

ネコ ガイド

猫との付き合いは40年以上。元・猫のブリーダーとしての17年の経験を生かし現在は東京都動物愛護推進員、NPO法人で飼い主のいない猫のTNRや保護猫のボランティア活動、ねこ観察家、ねこ写真家、ライターとして猫と人の暮らしに役立つ情報を発信中!

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多頭飼いする時場合に、一番気をつけて欲しい事は「伝染病」です。
知っているケースでは、8匹飼っているところに1匹の伝染病のキャリアの猫を迎えてしまい、全滅してしまった、というものがあります。
まず、先住の猫が伝染病を持っていて新入り猫にうつしてしまう可能性がないかどうか。そして、新入りの子についても、同じ様に検査が必要です。
又、仮に先住の子が白血病のキャリアだとして、そこに白血病のキャリアの新入りを迎えるのなら、もう両方がキャリアだからいいのか、というと、これは大きな間違いで、大概の伝染病キャリアの子の発症のきっかけは「ストレス」と言われています。
よって、猫を増やす、などの環境が変わる事によるストレスは、キャリア猫の発症の重大な引き金になる事があり得ますので、できうれば避けた方がよいと思われます。

新しい猫を家族に迎える事は、とても楽しく、心躍る出来事である事は猫好きの私としてもよく分かります。特にそれが子猫だと、子猫は無条件に可愛いですから、格別であると思います。
しかしながら、猫にも感情はあります。後から来た子ばかりがちやほやされたら、面白くないのは猫も人間も同じです。
私はよく、新しい子を迎えると、先住の子には新入りの子には聞こえない様にして、耳元で「ママは○○ちゃんが大好きだからね~」と囁いて抱き締めました。「言葉」を理解しないまでも、こうする事で「感情」は必ず伝わります。
外飼いしている猫の場合、嫉妬すると帰宅しなくなる事もあると聞きますので、上手に新しい子を迎えて欲しいと思います。
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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