こういう時の猫は目を閉じて、ゴロゴロゴロゴロを音を出しながら恍惚とした表情になります。
なでられていて気持ちがいいと、猫は自分の顔を手などにこすりつけくる事があります。
これはぱっと見、「あなたが大好き!」と言っている様に思える行動ですが、実は猫には耳の下辺りに個体を識別する匂いを出す部分があり、その匂いをつけるためにとっている行動なのです。
言うならば「この人は私のもの」と印をつけている様なものですね。
台所などに立っている時にヒザの裏などにジャンプしながら顔をこすりつけてくるのもこれと同じ行動です。
「猫はしっぽで返事する」で書かせて頂きましたが、猫は機嫌がいい時にはしっぽを立てて歩いています。多頭飼いされている方は、食事時間になると全員がしっぽを立てて集まって来る光景を見た事があるのではないでしょうか。
その逆におどろいたり、怒ったりするとしっぽの毛が逆立って、化学の実験につかった試験管を洗う細長いたわしの様な形になります。(私はこれを「たわしっぽ」と呼んでおりますが。)