記事:前ガイド戸松 佐恵美



よく、犬は人について猫は家につく、と言いますが、猫は本当に人間にはなつかないのでしょうか?
私は猫という動物を飼うまで、犬が好きで、実を言うと猫はあまり好きではありませんでした。
表情が犬に対して乏しい気がしましたし、「なつかない」と思っていたからです。
ところが、桃太郎と栗之助という黒猫兄弟に出逢って、私の猫への考え方は180度変わりました。
栗之助はお布団に入って来る猫ですし、桃太郎は腰くらいの高さの所にいる時にその近くに立って「おいで」と声をかけると胸にジャンプして来ます。もちろん爪を立ててつかまって来たりはしません。これは「受け止めてくれる」と言う絶対的な信頼感がなければ無理だろうと思うのです。

猫は人には媚(こ)びないとよく言われます。
確かに「媚び」たりはしないと思うのですが、「甘え」る事はあるし、確かに人になつく動物である、と私は思っています。

猫の甘えの動作にはどういうものがあるでしょう。
まず、一般的に知られているのは「ゴロゴロ」と言う音を出す事ですよね。外にいる子でも人に慣れていて触らせてくれる猫は、なでているとゴロゴロと喉の辺りを震わせて音を出します。(正確にはどこの器官がどんな風に音を出しているのかはまだ解明されていないそうです)これは条件反射で気持ちがよかったり甘えているからこの音を出すのではない、と言っておられる獣医さんもいる様ですが、少なくとも私が10匹の猫と暮らしていて、このゴロゴロ音を聞く時は「猫たちがおそらく気持ちいいであろう」時に限られていますので、私個人としては、気持ちがいい時、甘えたい時に出す音であると結論づけています。