「猫はイカを食べさせると腰が抜ける」はホント!?
猫はイカを食べてはいけないの?
■「猫はイカを食べると腰を抜かす」は迷信!
よく俗説的に、「猫にイカを食べさせると腰が抜ける」と言いますが、これは本当ではありません。「猫はイカを食べると腰を抜かす」というのは単なる迷信で、イカは消化に悪いため、食べ過ぎた猫がお腹を壊してふらふらしてるのを見た人が言い始めたのだろうといわれています。加熱したイカを適量なら食べさせて問題ありません。イカ入りの猫缶も存在する位です。
■猫の食べられるものは人間とは違う
猫はご存知の通り、人間とは体の構造が違います。となれば当然人間とは違う食べ物を摂取する必要があったり、また人間には平気でも、猫は摂取してはいけない食べ物があったりする訳です。猫に食べさせてはいけない代表的な食材をご紹介しましょう。
猫が食べてはいけない食べ物
では、本当に食べさせてはいけないものは何なのか。それはタマネギとか長ネギなどのネギ類と、アワビの内臓、また鳥の骨や鯛などの大きな魚の骨などです。■猫に食べさせてはいけない食べ物1:ネギ類
ネギ類は猫の血に強い毒性があり、猫が食べてしまうと貧血や下痢などを引き起こす事があります。
■猫に食べさせてはいけない食べ物2:アワビの内臓
アワビの内臓を食べてしまった猫は、光線過敏症という、日光に当たると皮膚炎を起こし、耳などの皮膚の薄い部分がボロボロになる病気になってしまう可能性があります。
■猫に食べさせてはいけない食べ物3:大きな骨
鳥の骨は噛むと縦に細く裂けるため、飲み込んだあと猫の口の中や内臓などに刺さってしまったり、腸に留まって腸閉塞を起こす心配があります。鯛などの大きな魚の骨は堅いので、鳥の骨と同様、猫の体内を傷つけてしまうおそれがあります。
こう聞いて、アワビの内臓やネギを生で猫に食べさせている人はいないでしょうから、安心されると思うのですが、ここにひとつ盲点があります。
■見えない『NG食材』に注意!
それは人間の食べているもの。もちろん、塩分などの問題も重大なのですが、人間の食べているものには忘れていてもタマネギが混入している事が多々あります。例えばクリームシチュー。クリームですし、塩分もあり、猫はこれが入っていた皿を舐めたがります。少しだからいいか、と舐めさせていると、そこに混入しているタマネギで下痢をしたり貧血を起こすことがあります。同じ様なもので、ツナサンドなどもあります。これもタマネギが混入している事が多々あるのですが、見えないと飼い主は忘れてしまいがちです。ぜひ気を付けてあげてください。
■牛乳は猫の体に合わない
また、よく子猫に牛乳を与える人を見かけますが、猫は肉食動物なので草食動物である牛のお乳は体に合いません。子猫にミルクを与える時には必ずペットショップで子猫用のミルクを購入して与えるようにしましょう。
これは余談ですが、アメリカでは「猫にはチョコレートを食べさせてはいけない」、という言い伝えがあるようなんですが……うちの10匹の猫はどの子もチョコを食べません。チョコレートを食べる猫っているのでしょうか。それとも何かの比喩なのかしら。
その他食べてはいけない食材については、記事「猫が食べてはいけないものリスト」をご覧ください。
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