離婚/離婚を決意する前に

大恋愛で結婚したカップルは離婚率が高い?

あんなにラブラブだった2人が何故? という破局を目の当たりにしたことはありませんか? 大恋愛を経て結婚した人は離婚に至る確率が高いのか。その理由は何なのでしょうか。交際中盛り上がっている中でも、冷静な目でしっかりと相手をみきわめることが重要です。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

<目次>

大恋愛で結婚したカップルが離婚?

大恋愛で結婚したカップルが離婚

あの2人の間には誰も入り込めないって感じだったのにね―

離婚カウンセラーの岡野あつこです! あなたの周りで、とっても仲が良くて誰もが羨むような大恋愛~結婚をしたのに、離婚という結果に終わってしまった、という人はいませんか? 「はい。私です!」という方もいらっしゃるかも知れませんね。私、岡野あつこもそうですから!

自分で経験したからわかるのですが、大恋愛で結ばれたからこそ離婚ということになったのだ、といえます。大恋愛だったからこそ、強力な恋愛感情のみで結びついているわけです。そんなとき相手の悪いところにはまったく目が行かないものです。

もし、目が行ったとしてもあばたもエクボに見えて問題なし。恋の魔法にかかり夢の世界を漂うふたりには、現実は見えないわけです。そんな恋の魔法は3~4年で解けてしまう。冷静さを取り戻したとき、「この人のどこがよかったのかな?」と思ってしまうのです。
 

大恋愛は条件が悪くてもハードルを飛び越えてしまう

大恋愛中はとにかく相手とずっと一緒にいたいがために、早く結婚したいと思ってしまいます。収入などの条件的なことはこの際関係ないとまで思ってしまうケースもあるのです。

収入や仕事への姿勢が今後の生活にどれだけ影響するか、という当たり前すぎることも、冷静に考えることができなくなっていることもあります。また、周囲の人に、「愛を食べては生きていけないんだよ」と諭されれば諭される程、反発したり、わかりあえるのは自分たちだけと、絆を強くしてしまうのです。
 

大恋愛は花火のごとく消えるのも早い

夫婦の間にはほどよい距離感が必要ってこと?

夫婦の間にはほどよい距離感が必要ってこと?

大恋愛中のふたりは、短期間で一生分とも思えるような愛情を注ぎ合います。特にお互い自分にないものを持っていたり、育ちやタイプが正反対の場合、一時的に磁石のように強く惹かれ合うものです。

ところが、このような関係性は一時は激しく求め合い、この相手なしでは生きていけないとまで思うのですが、あっという間にお互いのすべてを知り尽くしてしまったとき、急にパッと気持ちが冷めて、大恋愛燃え尽き症候群とも呼べるような状態となってしまうのです。
 

大恋愛の相手は結婚向きではないことも多い

男女に関わらず恋愛の達人ともいえるタイプがいます。気の利いた言葉やプレゼントで上手にステキな恋を演出でき女性をお姫様にしてしまう才能を持つ男、またいわゆる小悪魔とか魔性とか呼ばれ男性を虜にしてしまう女。

このタイプはいつも恋の相手を身も心も焦がす大恋愛をしている気分にさせます。そして恋愛体質でもありますから、結婚後も平凡な生活には飽き足らず、また恋愛をはじめてしまう。すなわち結婚向きのタイプではないというわけです。

大恋愛からの結婚で離婚の確率を低くするには、交際中盛り上がっている中でも、冷静な目でしっかりと相手をみきわめることです。がんばりましょう!

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