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「米粉」はなぜ注目されているの?

パン食
主食として人気のパン。原料の小麦粉のほとんどが輸入に頼っている。
ファーストフードやコンビニでも見かけるようになった米粉商品。近年の小麦高騰をきっかけに、小麦粉の代替品としてさまざまな食品に加工されています。そもそも米を粉末に加工した「米粉」は、これまでお団子や餅などの和菓子作りに使用されてきましたが、今なぜ注目されているかご存じですか?

ひとつは、日本の食糧自給率問題と関係しています。深刻な米離れで一人当たりの米の年間消費量は、ピーク時(昭和37年)の約半分に減少しました(農林水産省資料より)。一方、ラーメン、パスタ、パン、ケーキの他、日本食のお好み焼き、天ぷら、うどんに使用され、年間500万トンも消費されている小麦。国内自給率はわずか8%で、ほとんどを海外からの輸入に頼っています。これは、将来的な原料供給や、農業の活性化を考える上でとても深刻な問題です。農林水産省によると「1人が1日に食べる食事のうち、小麦粉食品約7g(ロールパン1個の5分の1程度)を国産米の米粉食品に代替すれば、食料自給率は1%上昇すると試算される。」そうです。今こそ地産地消につながる国産米を見直し、消費拡大に貢献したいですね。

米粉の種類をいくつかご紹介します。
■もち米・・・アミロペクチン100%で粘りが強い。
白玉粉・・・水につけたもち米を石うすでひいてから粉にしたもの。白玉だんごや草餅に使用されます。舌触りが良くつるんとした食感が特徴。
道明寺粉・・・もち米を一度蒸してから粉にしたもの。桜餅などの和菓子に使われます。関西発祥で、つぶつぶとした食感が特徴。
その他、求肥粉(ぎゅうひ)みじん粉などがあります。

■うるち米・・・でんぷん質のアミロースが20%、アミロペクチン80%。粘りが弱い。普段主食としている米。薄力粉の代用としてうるち米の米粉消費は増えつつあります。
上新粉・・・水につけたうるち米を粉にしたもの。柏餅、草餅、せんべいなどに使用される。しっかりした歯ごたえが特徴。
製菓材料用の米粉(リ・ファーヌ・リ・ブランなど)・・・通常の米粉をさらに微粒子に加工したもの。非常に粒子が細かいので、粉をふるう必要がなく液体になじみやすい。
玄米粉・・・玄米を粉にしたもの。

次ページでは米粉の上手な使い方をご紹介します。