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地上デジタル受信のウソとホント(2ページ目)

テレビを買い替えないと2011年に地上波放送は見られなくなります…。脅し文句のようなキャンぺーンがテレビから流れています。地上デジタル受信について誤解が多いようです。結論を先に言うと慌てないこと。

大橋 伸太郎

執筆者:大橋 伸太郎

テレビガイド

最新の対応型テレビとアンテナがあっても、
地デジが受信できないこともある

地デジ放送はUHFの帯域を利用して送られてきますので、基本的には家にUHFアンテナが立っていて、地デジチューナーを内蔵した対応型テレビを買えば受信できます。

しかし、UHF放送は地域によって使用帯域の違いがあります。また、UHF放送と地デジの送信局の方向が異なっている地域もあります。こういう場合は、アンテナを設置し直さなければいけません。デジタルといっても、地上から遠く離れた衛星を使ったBS、CSと違い地上波放送ですから、受信出来るかは、送信設備が近くにあるかどうかに左右されます。

現在、日本のほとんどの地域で地デジが受信できると宣伝されていますが、私の住む神奈川県鎌倉市(東京から50km)では、沿岸地域を除く旧市内の大半では、現在でも地デジは受信できません。

大河ドラマ、あるいは歴史の教科書を思い出してください。源頼朝が開幕の地に選んだ鎌倉は、三方を山に閉ざされ、南を海に面した特異な地形ですので、地図上は東京(あるいは平塚市)の電波が十分届く範囲にあっても、山に遮られてしまうのです。アナログ放送の場合、受信帯域が広く見づらくても一応映りますが、デジタルは狭いため全く映らないのです。

私の場合、過去三度アンテナ工事の専門業者の屋根に上ってもらいましたが、今年の2月に来てもらった時も「東京タワーの方向に向けても、平塚市の方向に向けてもダメですね。2011年に東京スカイツリー(新東京タワー)が立つまで待たないといけないかもしれませんね」

そう言われても、NHK受信料をちゃんと納めているのですから、公益負担による平等なサービスが受けられないのは納得がいきません。総務省の地上デジタルテレビジョン放送受信相談センターに訊いてみました。

すると、「お近くですと、お隣の逗子市の披露山、それから横浜市の釜利谷に、2009年中に送信所が建ちますから、もう少し待ってください」という回答でした。地図上は地デジの電波がカバーしていても実際に受信できない地域は少なくないようです。

もし、テレビを買う場合は、地デジが受信できるかどうかを販売店に聞いてください。販売店はクレームに慎重ですので、お住まいの地域で映るかどうか把握しているはずです。要を得なければ下記に問い合わせてください。親切に教えてくれます。

もし、電波がお住まいの地域をカバーできていないのなら、対応型テレビを買っても地デジの受信はできません。逆に2011年に近づくほど、送電体制が充実してどんどん受信しやすくなりますから、慌てないこと。


総務省地上デジタルテレビジョン放送受信相談センター
電話0570-07-0101


【関連サイト】
社団法人地上デジタル放送推進協会
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