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感動的な黒を表現するパイオニア“KURO"

雑誌広告、街頭、TV-CFにモノトーンの印象的な広告が溢れています。パイオニアの新しいプラズマテレビ“KURO”(黒)。珍しい日本語ネームを冠したこのテレビ、果たしてどこが新しくどこが違うのでしょうか。

大橋 伸太郎

執筆者:大橋 伸太郎

テレビガイド

日本語ネーミング「黒」に込められたメッセージとは?

美しくウォールマウントされたPDP-5010HD。ラックセッティング全盛のいま、国内メーカーで壁掛け設置の提案を忘れないのがパイオニアだ
美しくウォールマウントされたPDP-5010HD。ラックセッティング全盛のいま、国内メーカーで壁掛け設置の提案を忘れないのがパイオニアだ。


いま“KURO”が話題です。とはいうものの、「“KURO”って何?」という方も多いと思います。

KUROは、パイオニアの新しいプラズマテレビのネーミングです。従来の“PUREVUSION”を捨て、珍しい日本語の名前を冠したあたりパイオニアの意気込みがうかがえます。事実、秋から年末にかけて薄型テレビに止まらずデジタル家電の世界で最大のセンセーションが“KURO”と言えるでしょう。

“KURO”は、ブルーレイディスクプレーヤー、AVアンプ、スピーカー、ラックなどで構成されるホームシアターシステム全てに使われますが、あくまでパイオニアの第8世代プラズマテレビに捧げられた名称です。テレビが格段の進歩を遂げてこそ味わうことのできる濃密なホームエンターテインメントの世界が、“KURO”の名の下に広がっているのです。

広告もいままでのパイオニアのイメージとは違い、“Seeing and hearing like never before”という世界共通コンセプトにあわせ、モノトーンの印象的な宣伝ビジュアルを使用。これはアメリカのChat & Dayというクリエイター集団が手掛け、アメリカ版の広告では人間の手のひらや女性のバストのふくらみに「目」が見開いていたりするショッキングなものになっています。

それでは“KURO”は他のプラズマテレビと何が違うのでしょうか。

結論からいうと、他社の最新製品と方式上の大きな違いがあるわけではありません。しかし、プラズマテレビの画質の進歩に一歩を印す製品になりそうです。その自信が日本語の名称“KURO”に込められているのです。

今回は挑戦的な“KURO”の名を与えられたパイオニアの新製品プラズマテレビのどこが他社の、そして従来のプラズマテレビと違うのかを紹介しましょう。

次ページでは、“KURO”が他のプラズマテレビに差を付ける重要なそのポイントについてお教えします。
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